【新華社ダッカ6月28日】バングラデシュの首都ダッカ近郊で25日、中国企業が建設を請け負ったパドマ大橋の開通式が行われた。
式典にはバングラデシュのハシナ首相も出席した。ハシナ氏は、パドマ大橋が首都ダッカと南部21地区を結ぶ重要な交通ハブとなると強調。同国の国内総生産(GDP)を毎年1・23ポイント引き上げるとともに、貧困率を0・84ポイント引き下げると説明した。同大橋を中心に建設される新たな経済区とハイテク産業パークは国内外からより多くの投資をもたらし、国の工業化の速度を加速させるとも述べた。
また、パドマ大橋はアジアの道路網を連結する重要な一部分であり、その完成は地域貿易の促進に大きな役割を果たすと指摘した。
同大橋はダッカの南西約40キロの地点にある。全長9・8キロで、主橋部の長さは6・15キロ。中国鉄道建設大手、中国中鉄傘下の中鉄大橋局集団が落札し建設した。中国企業が海外で請け負った橋梁工事としては最大規模となる。(記者/劉春濤)
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。