【新華社北京6月1日】中国外交部の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は5月31日の定例記者会見で、ブリンケン米国務長官がこのほど行った対中政策に関する演説で、新疆や西蔵(シーザン)、香港などの問題で中国を中傷したことについて、米国に対し、各種のうそやデマのねつ造と流布による中国への中傷と、いわゆる人権問題を利用した中国への内政干渉をやめるよう促した。
趙氏は次のように述べた。ブリンケン氏は演説で新疆にいわゆる「ジェノサイド(集団殺害)」「非人道的な犯罪行為」「拘束キャンプ」が存在すると述べたが、これらの主張は徹頭徹尾の世紀のうそであり、中国はすでに何度も事実を用いて真相を説明してきた。西蔵は平和解放から70年余りで経済が繁栄し、社会が調和し、宗教・文化事業も長足の発展を遂げた。香港は香港国家安全維持法(国安法)が施行されて以降、米国の一部の政治家が語ったいわゆる「美しい光景」は歴史となり、「東洋の真珠」は再び輝きを取り戻した。
米国が流布したこのようなうそとデマは、これまでも事実によって繰り返し打ち砕かれてきた。米国の政治家が血相を変えて「ジェノサイド」のようなうそを繰り返すほど、自らのいじめと虚偽をさらけ出し、米国の信用とイメージを低下させ、中国人民の米国の行為に対する憤慨をかき立てることになる。
米国が中国に押し付けようとする責任は、まぎれもなく自ら拭うことのできない原罪と悪行だといえる。アメリカ原住民はジェノサイド、非人道的な犯罪行為の歴史を経験し、今も保留地で暮らしている。アフリカ系アメリカ人は、かつて綿花農園で「強制労働」をさせられ、現在も「息ができない」状況にある。マーチン・ルーサー・キングの夢はいまだ実現不可能な夢である。米国政府の成り行きまかせの感染症対策により、百万人の人々が政府の無責任と無能を自らの命で償うことになった。絶え間なく続く銃乱射事件は1日平均110人以上の命を奪い、いわゆる「アメリカンドリーム」だけでなく、無数の米国民の心を打ち砕いた。米国は何かというと他国を侵略、または武力干渉し、イラクやシリア、アフガニスタンなどでは80万人余りが死亡し、2千万人余りが難民となった。
米国の政府関係者は、どこから自信を得て、またどの面さげて中国に対してあれこれと口出しをするのか。米国は中国の主権と安全保障、発展の利益を適切に尊重すべきであり、各種のうそやデマのねつ造と流布による中国への中傷と、いわゆる人権問題を利用した中国への内政干渉をやめるべきだ。米国がすべきことは、自らの人権に対する不行跡をしっかり直視し、教師面をやめ、自国をしっかりと治めることだ。
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