新華網日本語

逆風強まる中、中国は世界経済のエンジン IMF筆頭副専務理事

新華社 | 2022-05-27 11:29:33 | 編集: 陳辰

   25日、2022年世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)のサブフォーラムに出席したIMFのギータ・ゴピナート筆頭副専務理事。(ダボス=新華社記者/鄭煥松)

   【新華社ダボス5月27日】国際通貨基金(IMF)のギータ・ゴピナート筆頭副専務理事はこのほど、ロシアとウクライナの衝突の影響で、世界経済への逆風が強まり、世界的なインフレはスパイラル的に高まると警鐘を鳴らした。

   ゴピナート氏は2022年世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で新華社の単独取材に応じ、次のように述べた。このところ世界経済の疲弊は深刻さを増しており、インフレは依然として世界経済が直面する最大の課題となっている。エネルギーと食品の価格高騰のために、多くの国でインフレが記録的な高水準に達した。数カ国の中央銀行はインフレに過剰反応し、予想以上の利上げに踏み切った。これにより、債務負担が非常に重い新興市場と発展途上国はより大きな借り入れコスト上昇の圧力にさらされている。

   ゴピナート氏はまた、経済グローバル化が現在直面している課題に不安を示し、一部のデカップリング傾向は分断を招き、世界の成長はより大きな代償を払うことになるとの認識を示した。一方、中国は依然として世界経済成長の重要なエンジンの一つで、中国の経済成長は世界貿易と世界の他の地域の成長見通しに影響を与えると述べた。

   IMFは4月、今年と来年の世界経済の成長率をいずれも3・6%と予測、1月の予測値から0・8ポイントと0・2ポイントそれぞれ下方修正した。

   

   当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@126.com までご

連絡ください。

010020030360000000000000011100561310605968