【新華社北京4月21日】中国海南省博鰲(ボアオ)で21日午前、ボアオ・アジアフォーラム2022年年次総会の開会式が開かれ、習近平(しゅう・きんぺい)国家主席がオンラインを通じて基調演説を行った。
習近平氏は世界が安寧と危機を共にするため、次の世界安全保障イニシアチブを提案した。われわれは①共同的、総合的、協力的、持続可能な安全観を持ち、共同で世界の平和と安全を維持する②各国の主権と領土保全を尊重する。他国の内政に干渉せず、各国人民が自ら選択した発展の道と社会制度を尊重する③国連憲章の趣旨と原則を順守する。冷戦思考を排除し、一国主義に反対し、派閥政治と陣営対立をしない④各国の合理的な安全保障上の懸念を重視する。安全不可分原則に従い、均衡的、効果的、持続可能な安全保障枠組を築く。自国の安全保障を他国の安全保障を損なう形で築くことに反対する⑤対話と協議を通じて国家間の意見の食い違いと争いを平和的に解決する。危機の平和的解決に資する全ての努力を支持し、二重基準をやめ、一方的な制裁の乱用と「ロングアーム管轄」に反対する⑥従来型の安全保障と非従来型の安全保障を統一的に維持し、地域紛争やテロリズム、気候変動、サイバーセキュリティー、バイオセキュリティーなど地球規模の課題に共同で対応する。
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