【新華社北京2月20日】国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)は18日、英国陸上代表のチジンドゥ・ウジャにドーピング違反があったと認定し、東京五輪の陸上男子400メートルリレーで英国が獲得した銀メダルを剥奪すると公式サイトで発表した。
CASの声明によると、関連規則に基づき、ウジャの東京五輪での陸上男子400メートルリレー決勝と男子100メートルの記録はいずれも失格となる。陸上男子400メートルリレー決勝での英国チームの記録も取り消される。
ウジャは東京五輪陸上男子400メートルリレーの英国チームの第1走者だった。英国はイタリアに0・01秒の差で敗れ、銀メダルを獲得した。
同リレーの決勝では、呉智強(ご・ちきょう)、蘇炳添(そ・へいてん)、湯星強(とう・せいきょう)、謝震業(しゃ・しんぎょう)からなる中国チームが4位だった。CASの声明は中国チームが銅メダルに繰り上がる可能性があることを意味している。そうなれば中国男子リレーにとって五輪史上最高の成績となる。
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