19日、黄山市徽州区西渓南鎮の住民が作った、トラをモチーフにした「花饃」。(黄山=新華社記者/周牧)
【新華社黄山1月22日】中国安徽省黄山市には多くの伝統的な民俗行事が残っている。来月1日の春節(旧正月)を前に、古民家が並ぶ徽州(きしゅう)の町や村落では、お祝いムードが高まりつつある。人々は昔からの風習に従って生花を用意し、春聯(春節に門の両側に貼る縁起の良い対句)を書き、芝麻糖(ゴマをあめで固めた菓子)や蘿蔔絲餅(千切り大根を小麦粉の生地で包んだもの)、トラをモチーフにした花饃(装飾を施した中国風蒸しパン)などを作り、新年の到来を迎える。