【新華社ブエノスアイレス11月9日】アルゼンチン・中国生産・工業・貿易商会(商工会議所)のアレハンドラ・コンコニ事務局長はこのほど、新華社の取材に応じ、第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)をめぐり、「中国は世界で最も規模が大きく、活気にあふれる市場だ。輸入博に毎年出展することは、アルゼンチンにとって質の高い食品の生産国というイメージをアピールする重要なチャンスになる」と述べた。
アルゼンチンは今回の輸入博に400平方メートルのブースを設置し、同国の食品・飲料関連企業の製品を展示している。
コンコニ氏によると、今年はアルゼンチン企業27社が輸入博に出展している。大半がワイン企業で、初めて出展する企業もあれば、数回出展したことがある企業もあるという。
コンコニ氏は「ワインは間違いなくわれわれの最も代表的な製品であり、築き上げているナショナルブランドのイメージとも密接に関わる」と説明。アルゼンチンのワインは影響力がまだ弱く、市場開拓に努めているところだと表明した。
また、輸入博は同国がワインやオリーブオイルなどの製品をプロモーションするための大きなチャンスを提供してくれるだけでなく、同国やその他中南米諸国の企業に対し、成功した企業が製品やサービスをどう普及させたかを観察する機会も提供してくれるとの認識を示した。
さらに、輸入博は中国で最も重要な展示会の一つになっており、市場への影響力が大きく、企業が製品を展示し、中国での知名度を上げ、より多くのビジネスパートナーを見つける上で役立つと評価。他の展示会とは違って輸入に特化していることから、通関や検査・検疫、オンライン・オフライン取引、知的財産権保護に関する相談などのサービスも提供しており、アルゼンチン企業が製品の普及を図る上で「理想的な展示会」になっていると指摘した。
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