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習近平氏、百年の大党を率い新たな征途へまい進

新華社 | 2021-11-06 15:26:05 | 編集: 张一

  中国共産党創立100周年祝賀大会で重要演説を行う習近平氏。(7月1日撮影、北京=新華社記者/鞠鵬)

   【新華社北京11月6日】中国共産党のように長い歴史を持ち、長期にわたり政権を担うことのできた政党は世界でも極めて少ない。中国共産党は既に72年間政権を担ってきた。現在は、習近平(しゅう・きんぺい)氏が中国共産党の指導者の核心となっている。習近平氏の前には、毛沢東(もう・たくとう)、鄧小平(とう・しょうへい)、江沢民(こう・たくみん)、胡錦濤(こ・きんとう)各氏を主な代表とする中央指導集団があった。

   2012年11月に中国共産党中央委員会総書記に選出されて以降、習近平氏は、信念が固く果敢に行動する人、思想が深く心情の厚い人、継承に長じる一方で勇敢に革新する人、終始大局を把握し機敏に変化をコントロールできる人、奮闘はやめないが強い自制心も持つ人、謙虚で穏やかだが何ものも恐れない人と見なされてきた。

   陝西省楡林市米脂県の銀州街道高西溝村を視察する習近平氏。(9月13日撮影、北京=新華社記者/李学仁)

   ▽親を愛するように人民を愛する党総書記

   習近平氏は1974年、陝西省の梁家河村で中国共産党に入党した。その時から中央委員会総書記になるまで38年かかった。

   陝西省安康市平利県老県鎮の小学校を訪れ、貧困脱却に向けた取り組みを視察する習近平氏。(2020年4月21日撮影、北京=新華社記者/謝環馳)

   1969年、16歳にもならない彼は、梁家河村の生産隊に入った。その後の7年間は、黄土高原にあるこの小さな村で過ごした。村の人たちと窰洞(ヤオドン、洞穴式住居)に住み、粗末な雑穀を食べ、ノミのたかる寝床で眠った。

   習近平氏は入党して間もなく、梁家河村生産大隊の党支部書記となった。当時、習近平氏と一緒に仕事をした村の幹部は、彼のことを「着実な仕事ぶりで、自分なりの考えがあり、大衆や幹部を団結させることができた」と語る。

   北京の中国共産党歴史展覧館で「『初心を忘れず、使命を銘記する』中国共産党歴史展」を視察した後、党員指導者の先頭に立ち、改めて入党の宣誓を行う習近平氏。(6月18日撮影、北京=新華社記者/李学仁)

   1975年、習近平氏は生産大隊党支部書記の職を離れ、北京に戻り大学へ進学した。卒業後は中央軍事委員会弁公庁で務めた。その後は河北省に赴き、正定県党委員会副書記、さらには書記を務めた。

   「1982年、私は中央機関から再び末端、大衆の中に入ることを自ら望んだ。親を愛するように人民を愛すると言った」。習近平氏は当時をこのように振り返る。

   その後は、沿海部の福建省、浙江省、上海市で役職を歴任した。彼はどこへ行っても人民との緊密なつながりを保つことができた。

   中国浦東幹部学院の劉靖北(りゅう・せいほく)副院長は「この(人民を中心とする)気持ちこそ、彼が新型コロナウイルスの襲来時に、いかなる代償も惜しまず人の命を救う考えを示した根底になっている」と語った。

   2007年、習近平氏は党中央に移り、中央政治局常務委員、国家副主席を務めた。党建設、組織活動、香港・マカオ、北京五輪の準備などを担当した。

   河北省阜平県竜泉関鎮駱駝湾村で貧困農家をねぎらう習近平氏。(2012年12月30日撮影、北京=新華社記者/蘭紅光)

   2012年、中国共産党第18期中央委員会第1回全体会議で、59歳の習近平氏は中央委員会総書記に選出された。

   総書記就任から1カ月余りで、習近平氏は厳冬の中、河北省の貧困県、阜平県を訪れた。農家に足を踏み入れ、農民らに生活状況を尋ねた。その時彼は、一部の村民の暮らしが苦しいのを目にし「気持ちが重かった」と語っている。

   ▽衆望を担う指導者の核心

   2021年、習近平氏が計画し指導する反腐敗闘争は9年目を迎えた。国慶節(新中国成立記念日、10月1日)の休暇期間に、中央紀律検査委員会・国家監察委員会は、元政治・法律系統の部級幹部2人を摘発したと発表した。金融系統も今年以降、すでに20人以上の汚職幹部を排除している。

   9年間で汚職官僚が次々と処罰された。その中には省・部級以上の官僚400人が含まれる。政治と法律を担当する中央政治局の元常務委員1人、軍事委員会の元副主席2人もいた。2014年から20年までの間に、8300人余りが120以上の国と地域で逮捕され引き渡された。

   2017年10月に開かれた中国共産党第19回全国代表大会で、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想が正式に確立された。この思想は、党規約と憲法にも盛り込まれた。

   中国共産党中央党校(国家行政学院)の辛鳴(しん・めい)教授は、習近平氏が毛沢東や鄧小平のように、マルクス主義の中国化と時代化を推進することに再び成功したと語る。

   北京市の雁栖湖で開かれた「一帯一路」国際協力サミットフォーラム第1段階会議の終了後、参加者や国際機関の関係者と歩く習近平氏。(2017年5月15日撮影、北京=新華社記者/饒愛民)

   ▽国家を強くする戦略家・実務家

   中国共産党が1921年に設立されたのは、1840年のアヘン戦争後に中国が徐々に半植民地・半封建社会へ転落し、弱者や貧困者が虐げられていた状況を変えるためだった。

   習近平氏は、中央委員会総書記に選出されてわずか2週間で、中華民族の偉大な復興を実現するという「中国の夢」を打ち出した。今年10月に開かれた辛亥革命110周年記念大会で行った演説では、35分間で「復興」に25回言及。この日の演説で最も多く使われた言葉の一つとなった。

   習近平氏は民族復興について、戦略上の設計も必要だが、一心不乱にまい進することも必要だと考えている。彼自身も率先して垂範する。2019年を通じ、メディアが公に報じた習近平氏の重要活動は500回を超えた。うち土日に報道されたものは約30週間に上る。重要な改革案の原稿はすべて、自ら一字一句修正した。

   彼は「幸せはすべて、奮闘により生み出すものだ」と言った。

   習近平氏は一次資料を入手するため、田畑や漁村、農家、庶民の家庭、小さな食堂、スーパー、製造工場、民間企業、科学実験室、病院の病室、大学・小中高校、さらには農家の豚小屋やトイレにも姿を見せた。

   9年間で、危機一髪の経験をしたことも少なくなかった。

   2015年初めにイエメンの治安情勢が突然悪化し、中国公民数百人が足止めされた際には、海軍護衛艦隊に直ちに在留公民の救出に向かうよう果断に命令した。

   米国が中国に対して立て続けに貿易戦争、科学技術戦争を引き起こした時には、「戦いたくないが、戦いは恐れず、必要な時には戦わざるを得ない」という戦略を打ち出した。

   同時に「対話と協力の強化は両国の唯一正しい選択」とも述べ「広い太平洋には中米両大国を受け入れる十分な余地がある」と語った。

   湖北省武漢市の「火神山医院」指揮センターで、テレビ通話を通じて患者と医療従事者をねぎらう習近平氏。(2020年3月10日撮影、北京=新華社記者/鞠鵬)

   釣魚島海域の常態化パトロールの実現からいわゆる「南中国海仲裁事案」の撃破、中印国境紛争の解決推進から不法拘禁された中国公民の帰国に至るまで、習近平氏は自ら戦略と戦術の配置を行い、さらには自らも参与した。

   2019年に香港で暴動が起きた際には、「一国二制度」の擁護を指揮し、「反中乱港(中国に反対し香港を混乱させる)」勢力の「カラー革命」の企みを粉砕した。

   新型コロナウイルス感染拡大後の2020年旧暦大晦日(1月24日)には一睡もできず、翌日に中央政治局常務委員会を招集し対策を検討した。その時点で、彼は既に、湖北省と武漢市に対して人の移動と外部への通路を厳格に封鎖する交通管理を実施する決定を下していた。事実はこれが唯一の選択肢だったことを証明している。

   習近平氏はかつて、外国要人の質問に対し「これほど大きな国となれば、責任は非常に重く、仕事も非常に困難だ。私は無我となり、人民に背かない。中国の発展のために自らを捧げる」と答えている。

   中国共産党第19期中央紀律検査委員会第5回全体会議で重要演説を行う習近平氏。(1月22日撮影、北京=新華社記者/李学仁)

   ▽新境地を切り開く時代変革者

   習近平氏が中央委員会総書記に就任した当時、中国は30年余りの改革開放を経て国力が増強されていたが、同時に、経済の下押し圧力や貧富の格差、生態環境の破壊、社会矛盾の蓄積など根深い難題にも直面していた。改革も幾つかの阻害が生じており、より科学的なトップダウン設計が必要だった。

   習近平氏は中国式現代化のために革新、協調、グリーン(環境配慮型)、開放、共有の前進の道を計画した。

   このような発展方式は、社会主義中国を粗放で非効率、生態が損なわれる発展の道から抜け出させて質の高い発展軌道に乗せるため、資本主義の「富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる」という弊害を避けるためだと考えられている。

   北京の人民大会堂で中国共産党第19回全国代表大会に出席した代表らと親しく会見する習近平氏。(2017年10月25日撮影、北京=新華社記者/蘭紅光)

   習近平氏は中央全面深化改革(改革の全面的深化)委員会(旧中央全面深化改革指導グループ)の主任として、一連の新たな改革を立ち上げた。それは、鄧小平の改革開放政策の継承であり、新たな突破でもあった。

   習近平氏の指導の下、改革は既に各分野へ浸透しており、土地政策や国有企業の党建設、司法手続き、出産政策、税財政政策、不動産市場、科学技術体制、反独占メカニズムに及んでいる。

   注目されている重要な改革は、長期的な安定に関わる制度の現代化を進めることである。その核心は、中国の特色ある社会主義制度の堅持と充実、国家統治体系と統治能力の現代化の推進にある。

   改革の難易度は常に高く、時には習近平氏が自ら決定を出し、論争を解消し、阻害を突破しなければならない。

   上海市で第1回中国国際輸入博覧会の開幕式に出席し、「革新的・包摂的な開放型世界経済の共同建設」と題した基調演説を行う習近平氏。(2018年11月5日撮影、北京=新華社記者/李学仁)

   改革は中国の門戸をより大きく開いた。中国は2013年、上海に初の自由貿易試験区を設置した。中国には現時点で21の自由貿易試験区があり、欧州の小国一つ分に相当する面積の海南島全域も含まれる。外商投資参入ネガティブリストの項目は大幅に圧縮された。

   一部の国が貿易障壁を築く中、中国は一連の国際貿易・投資展覧会の開催地となっている。習近平氏自身も国家級展覧会群の一つ、中国国際輸入博覧会の開催を提唱した。

   中国はまた、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定を率先して批准した。習近平氏は2020年末、7年余りで2485の改革案を打ち出し、中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(2013年11月)で示された改革目標・任務を全体的に予定通り達成したと宣言した。

   一面に緑が広がる陝西省楡林市米脂県銀州街道高西溝村。(9月10日撮影、小型無人機から、北京=新華社記者/陶明)

   2013年から2020年の中国経済の年平均成長率は約6・4%で、世界経済成長に対する平均寄与率は数年連続で30%を超えた。2020年には国内総生産(GDP)が100兆元(1元=約18円)を突破し、米国の約7割となった。

   中央党史・文献研究院の劉栄剛(りゅう・えいごう)研究員は、新時代が歩んできたプロセスの中で最も注目すべき点は、一つ目の百年奮闘目標「小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的完成」を実現したことだと述べた。

   現在、中国は既に世界最大規模の社会保障システムを構築している。最大規模の中間所得層を形成し、絶対的貧困を解消した。

   過去9年間で約1億人が極度の貧困から抜け出した。習近平氏は各級の党員・幹部が村に直接駐在し、的確な貧困対策を実施するよう求めた。

   彼自身も全国に14ある広域特殊困難地区を回った。貧困脱却難関攻略の難しさは戦争に匹敵し、1800人余りの貧困扶助幹部や活動者が殉職した。

   2021年、中国のイノベーション指数の世界順位は12位に浮上し、日本やイスラエル、カナダを超えた。世界最大の外資流入国である中国は、既に世界最大の消費市場になっている。

   人々は日常生活の中で生態環境の変化を実感することができる。2020年、中国の地級以上都市の平均大気質優良日数の割合は87・0%、地表水優良率は83・4%に達した。民衆の生態環境の質に対する満足度は89・5%に上昇した。

   習近平氏は軍に対する全面的な改革も実施した。彼は毛沢東が確立した「党が鉄砲を指揮する」という原則を改めて掲げ、軍の指導・指揮体制、規模と構造、兵力編成の面で一連の改革を打ち出した。彼は軍隊に戦闘準備を整えるよう要求した。

   海南省三亜市の軍港で行われた中国初の国産空母「山東」の引き渡し・就役式典で、乗艦し儀仗隊を観閲する習近平氏。(2019年12月17日撮影、北京=新華社記者/李剛)

   ▽世界を胸に抱く大国の指導者

   習近平氏は常に、中国が国際社会と接触し、国際社会に貢献する努力の先頭に立ってきた。

   新型コロナの感染拡大前、習近平氏は41回外遊し、69カ国を訪問した。世界経済フォーラム(ダボス会議)に初めて出席した中国の国家元首でもある。彼は、海外訪問にこれだけの時間を費やすのは「贅沢」かもしれないが「とても必要だ」と語っている。時間を最大限活用するため、訪問活動は真夜中まで続くこともあり、海外訪問中に自身の誕生日を過ごしたこともある。

   トルコの学者アルタイ・アトリ氏は、中国が習近平氏のリードの下で、世界的な大国になりつつあると指摘。経済面であれ外交面であれ、中国の世界への参与は大きく変化しているとし「われわれは今、世界的な大国の形成を目の当たりにしている」と述べた。

   浙江省の寧波舟山港梅東ふ頭に停泊するコンテナ船。(2月19日撮影、小型無人機から、北京=新華社記者/黄宗治)

   習近平氏は2013年、「人類運命共同体構築」の理念を打ち出した。「国際社会はパートナーシップや安全保障構造、経済発展、文明交流、エコ建設などの面から努力しなければならない」と、世界に対してこのビジョンの実現に向け行動するよう呼び掛け、「利を計るなら天下の利を計るべき」という格言を引用した。

   習近平氏はウィンウィン協力を核心理念とする新型国際関係の構築を提起し、また「共同協議・共同建設・共同享受」の新たなグローバル・ガバナンス観を提唱した。「どのような国際秩序とグローバル・ガバナンスシステムが世界と世界各国の人々にとって良いかは、各国の人々が相談して決めることであり、誰かが決めることはできず、少数の人が決めることもできない」と述べた。

   彼は、全体的に安定し、バランスよく発展する大国関係の枠組みの構築を推進するとともに、意思疎通を堅持し、誠実に向き合えば「トゥキディデスの罠」も回避できると何度も表明した。

   重慶市の団結村駅で出発を待つ、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」渝新欧(重慶-新疆-欧州)線のハンガリー・ブダペスト行き直通列車。(2020年6月19日撮影、北京=新華社記者/唐奕)

   習近平氏が世界に人類運命共同体の構築を呼び掛けた同じ年、「一帯一路」構想も打ち出した。2021年8月時点で、172の国と国際機関が中国と200余りの関連協力文書に調印している。世界銀行の研究リポートは、「一帯一路」共同建設が関連国の760万人を極度の貧困から脱却させ、3200万人を中程度の貧困から脱却させるとしている。

   しかし、グローバルな開発は環境を犠牲にすべきではない。習近平氏は2020年、気候変動に対応するため、中国が2030年までの二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウトと60年までのカーボンニュートラル(炭素中立)の実現を目指すと宣言した。オーストラリアのケビン・ラッド元首相は「世界は中国の気候変動対応への貢献に感謝すべきだ」と語った。

   第76回国連総会の一般討論に北京からオンライン方式で出席し、「自信を固め、共に難局を乗り越え、より素晴らしい世界を共に築こう」と題した重要演説を行う習近平氏。(9月21日撮影、北京=新華社記者/王迎)

   新型コロナの感染が拡大すると、習近平氏は国際社会が互いに助け合い、団結して協力すべきだと提起。指示を出して150カ国余りと14の国際機関に感染症対策物資を援助し、34カ国に37回の医療専門家チームを派遣した。習近平氏は中国が自主開発したワクチンを公共財として国際社会に提供すると宣言し、今年全体で世界に20億回分のワクチンを提供すると約束した。

   エジプトのカイロ国際空港で、中国が援助した新型コロナウイルスワクチンを運ぶスタッフ。(2月23日撮影、北京=新華社記者/鄔恵我)

   習近平氏は国際社会に対し、世界最大の人口を持つ大国が経済的に立ち後れた状態から、いかにして「衣食に事欠かない」状態へ向かい、全面的な小康社会に踏み入れたかという物語を語り、これ自体が全人類への貢献だと指摘した。第73回国連総会のエスピノサ議長は習近平氏の印象について「経験豊富な船長」だと答え、「一帯一路」構想から人類運命共同体の構築、さらには多国間主義の理念による国際問題解決の提唱に至るまで、習近平氏の貢献は非常に大きいと述べた。

   中国とアフリカによる「団結抗疫(団結して感染症と闘う)」特別サミットを北京から主宰し、基調演説を行う習近平氏。(2020年6月17日撮影、北京=新華社記者/丁海濤)

   ▽過去を受け継ぎ、未来を切り開く案内人

   中国共産党は、国家の発展目標を二つの「百年」として定めた。習近平氏は二つ目の百年奮闘目標のために詳細な計画を策定した。それは、中国が2035年までに社会主義現代化を基本的に実現し、今世紀中ごろ、すなわち新中国成立100年までに、富強で民主的、文明的で、調和のとれた美しい社会主義現代化強国を建設することを含む膨大な計画である。

   2020年、習近平氏は「国民経済と社会発展の第14次5カ年規画と2035年長期目標の制定に関する中国共産党中央委員会の提案」の起草を指導した。この一里塚的な発展ロードマップは、中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議(2020年10月)で採択された。

   習近平氏は「偉大な夢を実現するには、偉大な闘いをしなければならない」と語った。

   スイス・ジュネーブのパレ・デ・ナシオン(国連欧州本部)で開かれた「人類運命共同体の共同協議・共同構築」ハイレベル会議に出席し、「人類運命共同体の共同構築」と題した基調講演を行う習近平氏。(2017年1月18日撮影、北京=新華社記者/饒愛民)

   これにより、中国共産党第19期中央委員会第6回全体会議(6中全会、今年11月8~11日開催予定)は過去を受け継ぎ、未来を切り開く特別な意義を持つようになった。中国共産党中央党校(国家行政学院)の韓慶祥(かん・けいしょう)教授は「百年の大党の奮闘史は多くの経験を蓄積している。重要な法則も明らかにしており、国政運営の哲学的知恵も含まれている。これは非常に重要な財産だ。総括し磨きをかけることで、中国共産党の今後のよりよい国政運営に重要な啓示をもたらすことができる」と述べた。

   過去100年、中国共産党は1945年と1981年の2回しか歴史問題に関する決議を採択していない。この2回の歴史問題決議は、原因を分析し、重大な歴史的事件と人物に対する結論を出し、全党に明確な共通認識を形成させ、団結させた。

   中央党史・文献研究院の王均偉(おう・きんい)研究員は「党の過去2回の歴史的決議は、思想を統一し、力を結集し、新たな歴史的任務を達成する上で深い影響を及ぼした。これこそ、われわれが6中全会に期待していることだ」と述べた。

   今年、中国共産党歴史展覧館が完成した。6月18日には習近平氏と同僚らが訪れ、党がいかに中国を指導してきたかを生き生きと示す展示品を見学した。見学終了後、習近平氏は同僚らを引き連れて、党旗の前で「共産主義のために生涯奮闘する」と誓った。(記者/王進業、孟娜、許林貴)

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