【新華社台北9月4日】中国製薬大手の上海復星医薬が台湾地区に供給するメッセンジャーRNA(mRNA)新型コロナウイルスワクチン「復必泰」の第1陣93万2千回分が2日午前7時(日本時間同8時)ごろ、桃園国際空港に到着した。ワクチンは検品などの作業を終えてから接種に使われる予定で、台湾地区の感染症指揮センターは12~17歳の接種を優先する計画を立てている。
mRNAワクチン「復必泰」は、ドイツのビオンテックと上海復星医薬が共同で開発。復星医薬は7月、台湾地区の関係企業や民間機関と同ワクチン1500万回分の販売・供給協定を結んだ。台湾地区では8月28日午後2時から同ワクチンの接種希望者登録が始まると、わずか3時間で197万人以上が登録し、システムが一時ダウンした。8月31日午後5時現在、同ワクチンの接種登録者は348万6千人となっている。(記者/陳鍵興、姜婷婷)
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。