【新華社北京7月11日】中国外交部国際経済司の郭学軍(かく・がくぐん)副司長は9日、新華社のインタビューに応じ、中国がこれまでに世界の100以上の国と国際機関に対し、新型コロナウイルスワクチンと原液を計5億回分提供したと語った。現在の世界における新型コロナワクチン生産量の6分の1に相当する。
中国による対外的なワクチン提供について郭氏は、常に国内と国外の需要に配慮し、「ワクチンナショナリズム」に反対していると説明。世界保健機関(WHO)が主導する、新型コロナワクチンを共同調達する国際的枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」に提供する中国製ワクチンも既に生産しており、早急にWHOに引き渡されると述べた。
郭氏はまた、中国が他の発展途上国のワクチン生産を支援しており、世界的なワクチン生産能力の拡大を積極的に支持していると説明。中国のワクチン製造企業がアラブ首長国連邦(UAE)やインドネシア、マレーシア、エジプト、ブラジル、トルコ、パキスタン、メキシコなどで共同生産を開始し、生産能力は既に2億回分を超えていると明らかにした。
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