
河北省高碑店市で9月19日に開かれた2026高碑店国際グリーン・スマート・健康建築博覧会に参加したモーザーのトーマス・モーザー会長。(北京=新華社配信)
【新華社北京11月5日】中国でも事業を展開するドイツのサッシ・ドアメーカー「モーザー(MOSER)」のトーマス・モーザー会長はこのほど、新華社のインタビューに応じ「中国市場は技術革新を生み出すインキュベーターであり、企業価値を実現する場、未来産業の実験場だ」と指摘した。中国市場は貴重なチャンスだとし、同社は中国でブランド価値を飛躍的に高めただけでなく、世界のバリューチェーンの上位へと着実に進み、中国市場を起点に世界の舞台へ進出したと述べた。

モーザーが河北省高碑店市に設立したスマート製造工場。(北京=新華社配信)
モーザーは中国進出から20年以上が経過し、事業拡大を果たしただけでなく、製品のアップグレードも進み、当初の一般的なサッシ・ドアから省エネサッシ・ドア、グリーン・スマートビルディングへと技術力が絶えず向上している。モーザー氏は「『メードインチャイナ(中国製造)』から『クリエーティッドインチャイナ(中国創造)』への進化に深く関わり、中国建設業のグリーン化、スマート化の加速に立ち合うことができることを非常に光栄に思う」と語った。
同社は2000年に河北省高碑店市に拠点を構えるサッシ・ドアメーカー、河北奥潤順達集団と協力関係を築いた。モーザー氏はこれについて、「中国市場の巨大な潜在力、堅実な工業の基盤、高まる経済の活力のすべてが当社を引き付けている。中国で他の国では得られない成功を収めていることは事実だ」と明らかにした。

河北省高碑店市で9月19日に開かれた2026高碑店国際グリーン・スマート・健康建築博覧会で、集合写真に収まるモーザーのトーマス・モーザー会長。(前列右から6人目)。(北京=新華社配信)
さらに、中国の超大規模な市場と十分な市場競争のおかげで、ブランドの成長スピードは予想を大きく上回ったとし、中国のパートナーとの協力と努力により、モーザーブランドの国際的知名度も着実に高まっているとの認識を示した。
中国の工業体系は世界で最も完全で、最も充実した裾野産業を有し、生産効率とイノベーション能力が高く、しかも「新たな質の生産力」(科学技術イノベーションが主導し、質の高い発展を促す生産力)が持続的に発展し、グリーン発展を揺るぎなく推し進めていると評価した。同社と中国企業は長期的な協力の中でそれぞれの強みを結びつけ、多くの革新的技術を共同で生み出しているとし、「これらのイノベーションの成果は中国市場とドイツ市場に利益をもたらすだけでなく、二酸化炭素(CO2)の排出削減や居住環境の改善にも貢献している」と語った。(記者/鍾雅)