3日、国会正門前でプラカードを掲げる集会参加者。(東京=新華社記者/梁晨)
【新華社東京11月5日】日本の現行憲法公布から80年となった3日の午後、東京の国会正門前に市民約1万4千人が集まり「戦争反対」「憲法は平和の礎」などと書いたプラカードを掲げ、平和憲法の維持を呼びかけた。
3日、国会正門前の集会で演説する日本共産党の田村智子委員長。(東京=新華社記者/梁晨)
会場で演説した日本共産党の田村智子委員長は、80年前の憲法審議で憲法9条が焦点になったと指摘し、同条が戦争のない世界を望む人々の願いを体現していると述べた。日本が他国を侵略した歴史にも原爆投下によって甚大な被害を受けた歴史にも向き合おうとしないとして高市早苗首相を批判し、高市氏による憲法改定の主張を憂慮した。
3日、国会正門前でプラカードを掲げる集会参加者。(東京=新華社記者/梁晨)
沖縄県の玉城デニー前知事は、沖縄の日本復帰後も米軍基地は残され、米軍関係者による事件が相次ぎ、基地の返還も遅々として進んでいないと指摘した。また「非核三原則」を見直す動きに懸念を示し、米軍がかつて沖縄に核兵器を配備していた歴史にも触れ、日本政府が原則を見直すことで「日本に、沖縄に戦争の恐怖が持ち込まれる」と警告した。
玉城氏は取材に対し、戦争に反対する市民の声に耳を傾け、戦争反対の立場を公に明確に示すよう、現職の沖縄県知事に引き続き働きかけていくと表明した。
3日、国会正門前で集会に参加した人々。(東京=新華社記者/梁晨)
集会に参加した女性は、日本国内で改憲勢力の動きが活発になっていることを心配していると話し、集会ではもっと沖縄に目を向け、在日米軍による犯罪や有機フッ素化合物による汚染といった問題の深刻さを指摘し、日米地位協定の改定を求めるべきだと訴えた。国内政策については「政府は武器にお金を使う一方で、国民の暮らしや健康を後回しにしているように見える」と批判した。
平和と憲法を守るために来たという教員の男性は「わが子を含む子どもたちが大人になった時に平和で明るい未来が待っていてほしい」と語った。
3日、国会正門前でプラカードを掲げる集会参加者。(東京=新華社記者/梁晨)