
10月31日、沈没船の位置などを説明する北京市考古研究院の丁利娜(てい・りな)研究館員。(北京=新華社記者/羅鑫)
【新華社北京11月3日】中国北京市で10月31日、1日両日、第4回京津冀(北京・天津・河北の2市1省)考古学学術交流活動が開かれた。北京市考古研究院によると、複数の考古学研究成果が公表され、うち漢・晋時代の沈没船は、同時代の造船技術に対する研究者の認識を塗り替え、東西間の文化・技術交流を示す新たな例証となった。
北京市豊台区で見つかった沈没船3隻は、中国北方地区でこれまでに見つかった内陸河川の古船の中で船体が最も大きく、構造も最もよく残っていた。

10月31日、沈没船の遺物や船体に残された「官」の字などについて説明する北京市考古研究院の丁利娜(てい・りな)研究館員。(北京=新華社記者/羅鑫)
北京市考古研究院の丁利娜(てい・りな)研究館員によると、同研究院は2025年9月~26年3月に豊台区の永定河旧河道で見つかった遺跡で調査と発掘、保護を実施し、沈没船3隻と河道遺構を発見した。
3隻は現在の地表から約7メートル下の旧河道の湾曲部で見つかった、いずれも平底の木造船で、船体の部材ごとに異なる接合方法が用いられ、当時の成熟した造船技術がうかがえる。中には東西間の文化・技術交流を示す新たな例証となる技法もあった。比較的良好な状態で残っていた1隻からは、篆書(てんしょ)体の「官」の字の焼き印が複数見つかり、官船であることを裏付けた。(記者/羅鑫)