全面的な厳しい党内統治の恒久的推進における若干の重要問題に関する中共中央の決定

全面的な厳しい党内統治の恒久的推進における若干の重要問題に関する中共中央の決定

新華社 | 2026-11-01 22:56:00

 【新華社北京11月1日】中国共産党第20期中央委員会第5回全体会議(5中全会)で採択された「全面的な厳しい党内統治の恒久的推進における若干の重要問題に関する中共中央の決定」が1日、公表された。全文は次の通り。(PDF版はこちらから)

全面的な厳しい党内統治の恒久的推進における

若干の重要問題に関する中共中央の決定

 (2026年10月29日、中国共産党第20期中央委員会第5回全体会議にて採択)

 中国共産党第20期中央委員会第5回全体会議は、新時代の全面的な厳しい党内統治の偉大な成果と貴重な経験を総括し、現在および今後一定期間における党管理・党統治、党繁栄・党強化が直面する形勢と任務を分析し、全面的な厳しい党内統治の恒久的推進における若干の重要問題について以下の決定を行う。

一、全面的な厳しい党内統治の恒久的推進の

重要性・緊迫性と総体的要求

 (一)中国共産党は人民の為に生まれ、人民に因って繁栄し、中華民族存続の危機に成立し、中華民族の偉大な復興を実現するべく奮闘する歴史的過程の中で発展・成長し、全国各民族人民を団結させ率いて新民主主義革命、社会主義革命と社会主義建設、改革開放と社会主義現代化建設、新時代の中国の特色ある社会主義の偉大な成功をもたらし、幾千年にわたる中華民族の歴史における最も壮大な叙事詩を書き綴り、世界に向けて揺るぐことのない、自信を持った、強固で有力なマルクス主義政党のイメージを示した。

 中国共産党が勝利から勝利へと進むことができたのは、共産主義の遠大な理想を胸に抱き、中華民族の千秋の偉業の志を立て、中国人民の幸福と中華民族の復興をはかることを堅持し、各歴史的時期のいずれにおいても党管理・党統治を大いに重視し、真理の堅持と誤りの修正に果敢に取り組んだためであり、自身の力と人民の支持に頼って自身の問題を解決する中で不断に強大となり、党と人民の事業における強固な指導的核心となった。革命・建設・改革において党建設を相次いで偉大なプロジェクトおよび新たな偉大なプロジェクトと位置付け、第18回党大会以来、新時代の党建設の新たな偉大なプロジェクトを深く推し進め、「人民に政府を監督させる」および「自己革命」という治乱興亡の歴史的サイクルから抜け出す二つの答えを見出したが、これは中国共産党独自の創造であり、マルクス主義政党建設の歴史に永遠に書き残されるであろう。

 (二)第18回党大会以降、習近平同志を核心とする党中央は非常に大きな政治的勇気と強い責任感をもって、一時的に党の指導が弱体化・形骸化・希薄化し、党管理・党統治が厳格・着実・有力に行われず、そして党内に一部の驚くべき問題があるといった深刻な現実に直面し、揺るぐことなく全面的な厳しい党内統治を行い、刃を内に向け、厳しい掟をもって乱れを治め、持続的に際立った問題を解決し、党管理・党統治が「甘く、緩く、弱い」という状況を根本から転換させ、長期にわたって抑制できずにいたいくつかの悪しき風潮に歯止めをかけ、長年取り除くことのできなかったいくつかの根深い問題を是正し、党・国家・軍隊内部に巣くう深刻なリスク要因を取り除いたことにより、党が革命的鍛錬の中でよりいっそう強固で有力となった。党の全面的指導および党中央の集中的・統一的指導は顕著に強化され、党の団結・統一はよりいっそううち固められ、党・軍隊・人民の心は強く結集した。マルクス主義の中国化・時代化は新たな飛躍を実現し、党の理論による武装は持続的に深化され、全党におけるマルクス主義の水準はさらなる向上を遂げた。新時代における党の組織路線は力強く貫徹され、党の各級組織の機能と党員・幹部チームの資質は全体的に向上し、党の組織面での優位性が十分に示された。中央の八項目規定は鉄則として役割を果たし、「四つの悪風」の是正と新風の樹立は一歩ずつ深く進み、党風・政風および社会の気風は一新した。党の規律建設は着実に推進され、規律と規範はよりいっそう厳格で明確となり、教育・制約、保障・奨励の役割は日増しに強化された。反腐敗闘争はかつてないレベルに強化され、その成果は誰もが認めるものであり、中国の特色ある反腐敗の道を歩き抜けることに成功した。党内法規・制度体系はより完全なものとなり、制度の権威性と執行力は着実に強さを増し、党管理・党統治の科学化・制度化・規範化の水準は明らかに向上した。党の各級組織における党管理・党統治の意識は不断に高まり、責任の履行はしっかりと果たされて効果が現われ、上下が連動し共同で取り組むシナジーが形成された。新時代の全面的な厳しい党内統治は、百年もの歴史を持つ大党が自己革命を行う新境地を開拓し、党・国家事業に歴史的成功と歴史的変革をもたらした。党と人民は強党・強国の歴史的主導権を勝ち取った。

 新時代の党管理・党統治、党繁栄・党強化が偉大な成果を収め、中国の特色ある社会主義事業が新たな局面を切り開いた根本には、習近平同志を核心とする党中央の舵取りがあり、習近平「新時代の中国の特色ある社会主義」思想の科学的な導きがある。習近平同志の党中央・全党の核心としての地位を確立し、習近平「新時代の中国の特色ある社会主義」思想の指導的地位を確立したことは、党が新時代において収めた重要な政治的成果であり、新時代の党・国家事業の発展、そして中華民族の偉大な復興という歴史的過程の推進に決定的な意義を持っている。

 新時代の党管理・党統治、党繁栄・党強化の偉大な実践において、習近平同志を核心とする党中央はどのような長期執政のマルクス主義政党を建設するのか、いかにしてそれを建設するのかという重要な時代的課題について、一連の新理念・新思想・新戦略をうち出し、習近平党建設思想を形成した。この思想はマルクス主義の党建設学説を豊かにし発展させるとともに、マルクス主義の基本原理を中国の具体的な実情と結び付け、中華の優れた伝統文化と結び付けることを堅持して党の理論の革新を推進する上で収めた重要な成果であり、党と人民の実践の経験と集団英知の結晶であり、習近平「新時代の中国の特色ある社会主義」思想の重要な構成部分であり、新時代の党建設の新たな偉大なプロジェクトを深く推し進めるために根本的規範と行動指針を与えた。

 (三)全面的な厳しい党内統治の道に終わりはない。長期にわたる努力、とくに新時代の粘り強い奮闘を経て、わが国の経済力、科学技術力、国防力、総合国力、国際的影響力が顕著に向上し、国家統治体系・統治能力の現代化水準が明らかに高まり、全国各民族人民がいっそう自信・自立・自強となり、社会主義現代化強国の建設に向けてより強固な物的基盤、より完全な制度的保証、より主体的な精神的力がもたらされ、党管理・党統治と党繁栄・党強化が大きなプラスのエネルギーを結集し、全面的な厳しい党内統治は有利な条件が多く備わっている。一方で、世界情勢、国内事情、党内事情が大きく変化するにつれて、全面的な厳しい党内統治もまた新たな状況や問題に多く直面していることを冷静に認識しなければならない。

 国際的には、世界の百年に一度の大きな変動の速度が増し、新たな科学技術革命と産業変革が速度を上げて進み、グローバルサウスが集団的に興隆を見せ、国際的な力関係が大きく調整され、一国主義・保護主義がエスカレートし、覇権主義と強権政治の脅威が強まり、地域紛争や局地戦争が後を絶たず、世界経済成長の原動力が不足し、地球規模の課題が相次ぎ、世界が新たな動揺・変革期に入り、外部環境における不確実で予測困難な要素が増えている。党が人民を団結させ率いて国家の主権・安全・発展の利益を守る取り組みはより困難となる。

 国内的には、わが国の発展が社会主義現代化を基本的に実現するための基礎をうち固めて全面的に力を尽くす肝心な時期に入り、発展の不均衡・不十分の問題が依然として際立っており、人口構造、社会階層、利益構造などが変化し続け、デジタル化・ネットワーク化・インテリジェント化が急成長し、社会の生産方式・生活様式と組織形態がいっそう多様化し、さまざまな思想や価値観が重層的に絡み、ぶつかり合い、改革のさらなる全面的深化、質の高い発展の推進、社会建設・社会統治の強化、発展と安全の統一的考慮、社会の活力の喚起と増強などが新たな課題に多く直面している。党が人民を団結させ率いて改革・発展を推進し、社会の調和・安定を維持する取り組みはより困難となる。

 党内的には、党員の構造に変化が生じ、改革開放以降に出生した党員・幹部の比率がますます大きくなったことにより、教育・管理に対する新たな要求が課されている。党員チームは全体的に良好であるが、思想の不純、組織の不純、気風の不純という問題が未だに根本的に解決されていない。一部の党員・幹部の資質と能力が時代の発展の要求に適応していない。高級幹部を含む少数の党員・幹部には、党性が弱く、理想と信念が揺らぎ、ひいては欠如し、大衆とのつながりが薄れ、政績観に偏りが生じ、形式主義・官僚主義・享楽主義・贅沢浪費の悪風が深刻化し、闘争精神が不足し、無責任な態度をとり、職責を履行せず、規律・規則を遵守せず、ひいては権力の濫用により私利を追求したり腐敗・堕落したりすることが見られる。一部の末端党組織の政治機能と組織機能が非力で、ひいては脆弱で緩んでおり、一部の分野、とくに新興分野において、党組織のカバーと党活動のカバーが全面的でなく効果的でもない。一部の党組織と指導幹部は党管理・党統治に対する認識が足りず、責任を担わず、活動の成果が不十分で、制度を厳格に執行せず、際立った問題を早急に発見して効果的に解決することもできず、ひいてはよこしまな風潮の発生・蔓延を放任している。党が先進性と純潔性を維持する取り組みはより困難となる。

 これらの新たな状況や問題は、新たな形勢下における党の執政能力、指導水準、党員の資質、腐敗撲滅・変質防止に大きな挑戦をもたらしている。党が直面している執政の試練、改革開放の試練、市場経済の試練、外部環境の試練、そして気の緩みの危険、能力不足の危険、大衆からの遊離の危険、消極腐敗の危険は長期的かつ複雑で深刻なものであり、大党特有の難題を解決するにあたって、より懸命に努力する必要がある。執政が長ければ長いほど、平穏な日々が続けば続くほど、環境が複雑であればあるほど、危機意識を高め、平穏な時でも油断せずに、党をしっかりと、強く建設しなければならない。

 全党は長期執政者としての地位をうち固めて中華民族の偉大な復興を実現するという戦略的見地から、全面的な厳しい党内統治を恒久的に推進する重要な意義を深く認識し、自信を固め、不動心を保ち、より高い基準をもってより効果的な措置を講じて新時代の全面的な厳しい党内統治の貴重な経験をしっかりと堅持し、活用し、党建設における際立った問題をしっかりと是正し、解決し、党管理・党統治の良好な政治的局面をしっかりとうち固めて発展させなければならない。

 (四)全面的な厳しい党内統治を恒久的に推進する指導思想は次の通りである。マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論、「三つの代表」重要思想、科学的発展観を堅持する。習近平「新時代の中国の特色ある社会主義」思想を全面的に貫徹する。習近平党建設思想を深く学習・貫徹する。党の使命・任務の実現を中心に据え、新時代の党建設の総体的要求を実施し、党規約を根本とし、前衛部隊という党の性質を堅持し、党の全面的指導と党中央の集中的・統一的指導を堅持する。党の長期執政能力の向上、党の先進性・純潔性の維持、党と人民大衆の血肉のつながりの維持に焦点を当て、「厳」という基調を揺るぐことなく堅持し、全面的な厳しい党内統治体系を整備する。党の政治建設を先導とし、党の各方面の建設を全面的に推進する。全党の積極性・主体性・創造性を十分に喚起し、党の自己浄化・自己改善・自己革新・自己向上を不断に実現する。党の政治的指導力、思想的先導力、大衆組織力、社会的動員力を不断に強化し、党が終始時代の先頭を走り、人民に心から支持され、各種の波風や試練に耐え抜き、活気あふれるマルクス主義の政権党となり、終始中国の特色ある社会主義事業の強固な指導的核心となることを確保する。

 (五)全面的な厳しい党内統治を恒久的に推進するにあたって以下の原則を遵守する。

 ――使命・任務への奉仕を堅持する。初心を忘れず、使命を胸に刻み、中国の特色ある社会主義を堅持し発展させる全局から計画・推進を行い、党建設を党・国家事業に緊密に結び付け、終始中心をめぐって大局のために奉仕することを確保する。

 ――党の政治建設を先導とすることを堅持する。党中央の集中的・統一的指導を堅持し、強化し、党の各方面の建設において政治的方向を正しく捉え、政治的要求を実行に移すことを推進し、党の各級組織と党員・幹部の政治的能力を高め、全党が党中央と高度な一致を保つようにし、党の団結・統一をうち固める。

 ――全面的な厳格さを堅持する。系統的なものの見方を強化し、「厳」という基調、厳格な措置、厳しい気風を党建設の各方面・全過程に体現させ、真に管理して真に厳しくし、果敢に管理して果敢に厳しくし、長期的に管理して長期的に厳しくする。

 ――問題志向を堅持する。党内の際立った問題の解決を重点とし、矛盾を避けず、誤りや欠点を隠さず、偏りや歪みを正して悪を退け善を称える中で、活動の水準を向上させる。

 ――根本を貫いて革新を起こすことを堅持する。党の基本理論・基本路線・基本方針を堅持し、マルクス主義政権党建設の法則に則り、党建設の歴史的経験を運用し、形勢と任務の発展や変化に応じて新たな措置と方法を不断に講じる。

 ――上級が下級の模範となることを堅持する。党中央から始め、指導機関・指導幹部から厳しく管理し、上級が下級に手本を示し、上級が下級を率いて共同で取り組み、「カギとなる少数」の模範的な役割を発揮させて「圧倒的多数」を牽引する。

 ――党内法規に基づく党内統治を堅持する。制度建設をその中に貫き、制度による権力・活動・人員の管理を重視し、党規約・党内法規・党規律を厳格に執行し、系統的で整った、科学的で規範的な、効果的に機能する党内法規・制度体系によって活動の効果を向上させる。

 これらの原則は新時代の全面的な厳しい党内統治の経験を科学的に総括したものであり、長期的に堅持するとともに、不断に充実・発展させていく必要がある。

二、共産党員の党性を強化する

 党性の強化は全面的な厳しい党内統治の根本的任務である。すべての党員・幹部が党の性質・趣旨を堅持し、党への意識・党員としての意識・前衛部隊としての意識を強化し、党性修養の強化を生涯の課題とし、理想・信念を強固にすること、党に忠誠をしっかりと尽くすこと、人民への思いやりを深く強めること、実事求是を堅持すること、道徳と品性を正すこと、清廉公正を保つことなどの方面に力を注ぎ、党に忠誠を尽くし、清廉潔白を貫き、責任を果敢に担い、終始共産党員の政治的本質を保つよう推し進めなければならない。

 (一)党に忠誠を尽くすよう教育を強化する。党に忠誠を尽くすことを党性修養の際立った位置に据えることを堅持する。党員・幹部を教育・指導して、「二つの確立」の決定的な意義をしっかりと把握し、政治意識・大局意識・核心意識・一致意識を強め、道・理論・制度・文化への自信をうち固め、習近平同志の党中央・全党の核心としての地位を断固維持し、党中央の権威と集中的・統一的指導を断固維持し、終始思想・政治・行動において習近平同志を核心とする党中央と高度な一致を保つ。党員・幹部を教育・指導して、マルクス主義への信奉、共産主義への信念、中国の特色ある社会主義に対する自信をうち固め、忠誠を尽くし、深く信じて疑わないようにする。党員・幹部を教育・指導して、政治的判断力・政治的理解力・政治的執行力を向上させ、自らすすんで思想を党中央の形勢と任務への分析・判断に一致させ、党中央の決定・配置を寸分違わず徹底的に貫徹・実行し、党の指導と中国の特色ある社会主義制度を否定するすべての言動に、党の理論・路線・方針・政策に背くすべての言動に、国家の統一と民族の団結に危害を与えるすべての言動と断固として戦う。党員・幹部を教育・指導して、党組織の一員として党を愛し、党の立場に合った言動をとり、党を憂い、党のために働き、組織を信じ、組織に頼り、組織に服従し、自覚をもって組織の管理監督を受け、誠実に物を言い、誠実に事を運び、誠実な人間性を心がけ、懐が広く、率直かつ公明正大で、言葉と行動を一致させる。党員・幹部を教育・指導して、人民至上、事業第一を堅持し、党と人民のために積極的に働き、仕事を愛し、真剣に取り組み、すすんで貢献を果たす。

 党の政治規律と政治規範を厳格で明確なものにし、党内の政治生態を浄化する。◇縁故者だけを任用し、異分子を排除する者、◇徒党を組んだり、派閥をつくったりする者、◇匿名で誣告をしたり、デマを流したりする者、◇人心を買収したり、不正な票集めをしたりする者、◇「君にあのポストを」などと約束したり、「あいつが昇格したから次は自分だ」などと前祝いしたりする者、◇自分のやりたいようにやったり、面従腹背したりする者、◇上からの統制が効かないほど自分の勢力を拡大したり、中央の方針について妄議したりする者など、「七種の者」の存在を断固として許してはならない。思想上の自由主義、政治上の投機主義、組織上の宗派主義、業務上の本位主義、職責履行上の「お人好し主義」に断固として反対する。二つの顔を持つ者を的確に見極め、断固として排除する。

 (二)党の革新的理論によって心を結束させ魂を鋳造することを堅持する。マルクス主義の学習型政党の建設を強化し、党の革新的理論を学習・会得・運用することを党性修養を強化する根本的な方途とし、全党が習近平「新時代の中国の特色ある社会主義」思想によって思想・意志・行動を統一するよう推し進める。習近平党建設思想を深く学習・貫徹する。理論学習教育の方式を充実させ、党員・幹部の教育・研修における党の革新的理論の主要科目としての位置付けを際立たせ、党員・幹部が原著を読み、原文を学び、原理を悟り、それらを貫く立場・観点・方法を理解し、その中に含まれる思想的境地や感情を会得し、客観世界を改造すると同時に主観世界をも改造し、理想の基礎をうち固め、政治上の品格を鍛錬し、世界観・人生観・価値観という「思想の元栓」をしっかりと握るよう導く。マルクス主義の学風を発揚して、党員・幹部が所在の地区・部門・単位の実際および個人の思想・仕事の実情に応じて、自らすすんで理論学習を深化させ、党の革新的理論を活用して実際の問題を分析・解決し、学習・思考・運用に一貫性を持たせ、認識・信念・行動を統一するよう推し進める。党の高級幹部はマルクス主義政治家の基準に照らして自らを律し、党の革新的理論を生涯篤く信じ、習熟・会得し、巧みに運用しなければならない。「第一議題」制度を堅持し、改善する。党委員会(党組)理論学習中心グループの学習と末端党組織の理論学習の質を向上させる。マルクス主義理論の研究・建設プロジェクトを革新的に実施し、党の革新的理論の体系的・学理的な研究・解釈を深化させる。党史・党建設に関する学科の整備を強化する。

 (三)党の優れた伝統と中華の優れた伝統文化によって党性を養う。党史、新中国史、改革開放史、社会主義発展史の教育を深化させ、偉大な建党精神を源とする中国共産党員の精神の系譜を発揚し、党員・幹部が党の百年奮闘の重要な成果と歴史的経験をしっかりと会得し、党の優れた気風を発揚し、革命の遺伝子を受け継ぎ、共産党員の精神の血筋を残し、共産党員の価値観を堅守するよう導く。忠信を重視する、気骨を尊ぶ、恥と廉潔を知る、警戒心を持つ、自省を重んじるなど中華の優れた伝統文化にある道徳観念を掘り起して巧みに活用し、政治的道徳の教育を深化させ、党員・幹部が高徳を弁え、公徳を守り、私徳を厳しくし、愛郷愛国の心を育み、浩然の気を養い、権力・金銭・美色の誘惑に耐えられるよう導く。党員・幹部が率先して読書・学習するよう導く。新たな形勢下における思想政治活動を強化・改善し、的確性と実効性を強化する。党性の宣伝・教育を強化する。党性教育における党学校(行政学院)と幹部学院の重要な役割を発揮させ、課程体系を充実させる。

 (四)実践の中で党性を鍛錬する。党員・幹部が党中央の決定・配置を貫徹・実行し、緊急・困難・危険・重要な任務を完遂し、大きな波風と試練に対処する中で党性を鍛錬し、是と非、公と私、損と得などの関係を処理する中で党性を磨くよう推し進める。党性の鍛錬における党内政治生活の「大溶鉱炉」としての役割を発揮させ、党内政治生活の準則を実施し、批判と自己批判という武器を活用し、党内政治生活の政治性・時代性・原則性・戦闘性を強化する。党の組織生活の内容と形式を増やし、民主生活会や組織生活会、党支部党員大会、党支部委員会会議、党小組会、党課、主題党日などの質を向上させる。党員指導幹部が二重組織生活に参加するという規定を厳格に実行する。勇気をもって欠点や誤りを指摘・是正し、あらゆる悪しき現象と果敢に闘争し、保身に走ったり「お人好し」であったりすることに反対する。党性の原則を基礎とする団結を堅持し、原則を守らず表面だけ和合することを防ぐ。先進的な典型党員の手本としての役割を発揮させ、党員・幹部が優秀な者を見習い、先進的かつ優秀な党員を目指すよう導く。党員・幹部が党性の分析を強化し、党規約・党内法規・党規律と入党宣誓書に照らして常に分析と反省を行い、不断に党性を損なうほこりを掃き、異物を取り、ウイルスを除き、免疫を強化し続けるよう推し進める。集中的な教育と日常的な教育との結び付けを堅持し、党性の面に存在する際立った問題の解決に力を入れる。

 (五)党性に対する判断力を強化する。党性を幹部の考査と党員の民主評議の重要な内容とし、党員・幹部の境地と度量、忠誠心と廉潔性を重点的に把握・評議する。組織部門と規律検査・監察機関、巡視・巡察部門、会計検査部門、陳情取扱い部門などとの意思疎通の仕組みを整備し、指導グループのメンバーや抜擢する予定の幹部、若手幹部などに対しその党性を総合的に分析・判断する。試練に対応し、リスクを抑制し、困難を克服し、矛盾を解決する際の具体的な言動から党性を見極めること、日常業務や個人の言動、社会関係、家庭の教育・家風を通じて党性を判断すること、上級の評価、同級の相互評価、下級の意見、大衆の評判などによって党性を把握することを重視する。幹部の選抜・任用、優秀者・先進者の選出を行う際に党性判断の結果を活用する。

三、民主集中制を厳格に貫徹・執行する

 民主集中制は党の根本的な組織原則と指導制度であり、民主集中制の貫徹・執行は全面的な厳しい党内統治の内在的要求である。民主集中制に関する諸制度をより完全なものにして貫徹し、党内民主を十分に発揚し、正しい集中を効果的に実行し、民主集中制の政治的優位性・組織的優位性・制度的優位性・活動の優位性をよりよく発揮させなければならない。

 (一)党中央の集中的・統一的指導を堅持・強化する。党員個人は党の組織に服従し、少数は多数に服従し、下級組織は上級組織に服従し、全党の各組織と全党員は党の全国代表大会と中央委員会に服従する原則を堅持する。党中央の集中的・統一的指導の体制と仕組みを整備し、全党において指令が確実に実行されるよう確保する。党中央の重要な決定・配置を実施する仕組みを整備し、追跡と監督、質と効果の評価を強化する。党中央に対して指示要請と報告を行う制度を厳格に執行する。政治監督の具体化・ピンポイント化・恒常化を推し進め、党中央の重要な決定・配置の実施状況を監督の重点と位置付け、実施の力度が不足したり本来の形を失ったりする問題を早急に発見して解決し、「低級赤」と「高級黒」の問題を防止・是正する。

 (二)党内民主の質を向上させる。党内民主の制度を堅持し充実させ、党員の主体的地位を尊重し、党員の民主的権利を保障する。党の各級代表大会代表の役割を発揮させる制度を実施する。党委員会、党委員会常務委員会、党組会議の質を向上させる。党規約・党内法規に定められた民主原則と手続きに基づいて党の活動を展開し、指導幹部は所管業務・所管分野・所管地域を「個人領地」にしてはならず、個人を組織の上に置いてはならない。党員が党内事務の討論に関わるルートを円滑化し、党員の意思表示の方途を増やす。党内の状況周知制度、状況反映制度を整備する。党内の民主的で平等な同志関係を堅持し、党内で民主的な討論が行われる良好な雰囲気をつくり上げ、真実や心の内の話を話すことを奨励・支援し、異なる意見を述べる同志を抑圧・排斥・打撃してはならない。

 (三)指導グループの政策決定・議事規則を厳格に執行する。集団指導と個人責任分担との結び付けを堅持し、科学的政策決定、民主的政策決定、法に基づく政策決定を堅持し、重要問題はすべて集団指導・民主集中・個別の下相談・会議による決定の原則に基づき、集団で討議して決定を下さなければならない。党委員会(党組)の議事規則と政策決定の手続きを整備し、重要政策決定の調査・研究、科学的論証、リスク評価を強化し、重要議題に比較的大きな意見の不一致が生じた際は政策決定を強行してはならない。重要政策決定の合規性・合法性審査を強化し、重要な政策決定、重要な人事任免、重要プロジェクトの手配、そして巨額の資金運用に関わる事項に対する監督の仕組みを整備する。指導幹部は組織の決定と組織による業務・職務分掌に従い、党中央の精神と集団の政策決定に基づいて自らの職責範囲内で職責を完遂し、取り組みを検討する際は十分に意見を述べ、政策決定後は最後まで徹底して実行しなければならない。独断専行あるいは各々が協力せず自分の良しとする行動をとるといった状況に断固反対しそれを防止し、議事を行っても決定せず、決定をしても行わず、行っても着実に実行しないということに断固反対しそれを防止し、党委員会(党組)の集団政策決定という名を借りた集団法規違反あるいは責任逃れに断固反対しそれを防止する。上級の党組織は、下級の党組織と関係する重要な決定を行う際に一般的には当該下級党組織の意見をあらかじめ求めるべきである。指導幹部の重要政策決定生涯責任制度を整備する。

 (四)主要責任者の職責履行・権力行使を規範化する。主要責任者・指導グループへの監督を強化する制度と規定を実施する。主要責任者を選抜・任用するにあたり、民主集中制を貫徹・執行する資質と能力を重点的に考査する。指導グループの権力運用に対する制約の仕組みをより完全なものにし、主要責任者の職責と権限を規範化し、主要責任者が最後に態度を表明する制度を実施する。書記の特別会議が党委員会常務委員会会議に代わって政策決定をしてはならない。党委員会(党組)の書記は必ず民主を発揚し、異なる意見を真摯に聴き取り、少数の意見に正しく対応し、「鶴の一声」、「家父長制」を取ってはならず、集団で研究すべきことに対して勝手に態度を表明してはならず、個人の意見で指導グループの集団決定に取って代わってはならず、集団決定を勝手に変えてはならず、上下各級に主要責任者の権威擁護を要求してはならない。主要責任者の職務報告において下級主要責任者を管理し監督する状況を特別に報告する制度を実施する。党委員会(党組)が下級党組織の主要責任者に対して監督談話を行う制度を実施する。同級監督の制度・仕組みを整え、指導グループのメンバーは民主集中制を擁護する政治的責任を履行し、相互監督を強化し、主要責任者に問題が見られた際は正直に提起し、重要な問題を発見した際は上級の党組織に報告すべきである。

四、民族復興の重責を全うする資質の高い幹部をしっかりと養成する

 全面的な厳しい党内統治のカギは幹部を厳しく治めることにある。新時代の党の組織路線を貫徹し、幹部の教育・養成、選抜・任用、管理監督を厳格にし、政治がしっかりし、強い本領を持ち、品行方正で、規律が厳正かつ明確で、資質が高い幹部を育成しなければならない。

 (一)正しい人事方針を堅持する。党が幹部を管理する原則を堅持し、才徳兼備、道徳の優先を堅持し、全国各地より人材を取り立て、才徳を備えた人のみを採用することを堅持し、事業優先、公明正大を堅持する。新時代の優秀幹部基準を執行し、党に忠誠を尽くし、表裏一体であり、責任感があって職責を全うし、卓抜した実績を持ち、清廉潔白かつ公正な幹部を大いに選抜・任用するとともに、困難を恐れ、無気力で何もせず、品行が軽々しい者を断固として任用せず、党に忠実でなく、面従腹背し、権力を利用して私利をはかる者を断固として排除する。

 (二)的確かつ科学的に人材を選抜・任用する。幹部選抜・任用の原則と手続きを厳しく執行し、組織が人材を選び、公正に人材を登用し、事で人材を選ぶことを堅持し、指導および基準維持における党組織の役割を発揮させる。幹部考査の質を高め、常時考課を強化し、幹部の政治的資質に対する考査を深く着実に行い、一貫した言動から幹部を評価することを重視し、決定的で肝心な時期に幹部の考査を行い、闘争の試練、矛盾・困難、よこしまな気風、利益の誘惑、職位の昇降や留任・異動に直面する際の言動から幹部を見極め、重責を知る、重責を背負う、仕事を担う、仕事を行うといった状況から幹部を観察する。延長考査を強化し、以前勤めた地域や単位における幹部の考査を重視し、幹部の生活圏・社会圏の把握に注目し、巡視・巡察、会計検査、監査などの成果を活用する。職責の要求に応じて幹部を厳しく選抜・任用し、適性を強化する。個々が強く全体が優れ、構造が機能に従うことを堅持し、各級指導グループ、とりわけ主要責任者は優秀かつ強力な人材から選抜・配置する。老年・壮年・青年に基づく段階的配置を堅持して各年齢層の幹部を統一的かつ上手に任用し、女性幹部・少数民族幹部・党外幹部を養成してしっかりと任用し、年齢・学歴・職歴にこだわらず、指導グループの構成だけを重視して個々の素質を軽視したり、学歴・職歴だけを重視して実際の能力を軽視したりすることを防止し、強引に配置したり、任用の基準を下げたりすることを防止する。末端から優秀な幹部を発見・選抜することを重視する。幹部任命にあたり特定ポストから回避させる制度と定期的人事異動・交流制度を整備する。指導幹部任期制を改善・実行し、任期の安定維持に関連する政策を厳しく執行し、同一職位の幹部を頻繁に調整したり、同一幹部の職位を頻繁に調整したりすることを防止する。指導グループと指導幹部への分析・判断を強化し、指導幹部の昇任・解任の恒常化を推し進め、現職位の不適任者の職位調整を強化する。

 幹部を抜擢する際には、必ず履歴を審査し、必ず個人関連事項報告を確認し、必ず規律検査・監察機関の意見を聴取し、必ず規定・規律に違反する問題に対し、手がかりが具体的に反映され、そして調査可能な陳情・告発を調査しなければならない。廉潔政治の意見は党委員会(党組)書記と規律検査委員会書記(駐在規律検査・監察組組長)が共同で署名・確認するという規定を実施する。幹部任用前の事項報告、選抜・任用の全過程記録、「一報告二評議」制度を整えて実施する。人材選抜・任用の特別検査を深め、問題のある者を抜擢することへの責任追及の仕組みを整備する。人材登用面の不正な風潮を断固として取り締まり、私的な授受や縁故者だけの登用を厳しく禁じ、徒党を組んだりする行為を断固として排除し、不正な手段による官職入手、官職売買、不正な票集めや票を金で買うといった行為を厳しく調査・処分する。

 (三)幹部が正しい政績観を確立・実践するよう推し進める。政績観教育を深化させ、幹部が公のために立党し、人民に幸福をもたらし、科学的な政策決定を行い、着実に取り組むことを堅持し、実践・人民・歴史の検証に耐えうる実績を上げるよう導く。新たな発展理念を完全に、正確に、全面的に貫徹し、質の高い発展の推進に関する実績の考課を改善し、人員に対する考課と実績に対する考課との結合、既存の考課成果の運用と就任前考査との結合を堅持し、改革に取り組み発展を促すことと民生を改善し安全を保障すること、当面の活動を推進することと積年の問題を処理すること、目に見える実績を出すことと潜在的実績を重んじることなどの状況を踏み込んで把握・分析する。政績観の偏りに関する主要問題リストを動的に調整し、政績観の偏りを効果的に防止・是正する仕組みを整備する。新任者が前任者の残した問題に目を向けないこと、焦って目先の利益を追うこと、粉飾・欺瞞を働くこと、後先を考えないやり方、大衆の願いに背き現実に基づかない政策決定、「イメージづくりプロジェクト」や「業績づくりプロジェクト」の実施、「焼餅(シャオピン)をひっくり返す」ように政策・計画をころころと変えること、規定に違反した地方政府の隠れ債務の新規増加、安全を重視せず発展のみを唱えるなどの問題を踏み込んで是正する。職務放棄と職権濫用の対策を深化させる。指導グループの主要責任者の引き継ぎ制度を整える。

 (四)幹部が地道に働いて実績を上げる能力を強める。幹部に対し、思想・政治・実践・専門の錬磨を強化し、質の高い発展を推進する能力、人民大衆へ奉仕する能力、リスクを防止・解消する能力、法治の思考・方式で活動を展開する能力を高め、闘争精神と闘争能力の養成を強化する。幹部とりわけ指導幹部が踏み込んで調査・研究を行い、現実に即して構想を計画し、問題を解決し、活動を改善するよう推し進める。幹部が知識のアップデートを加速し、専門的な資質を高め、能力の不足部分を補充し、本職のエキスパートとなるよう推し進める。幹部が実践の中で経験をまとめて法則をつかみ、活動の原則性・系統性・予見性・創造性を強めるよう推し進める。

 (五)優秀な若手幹部の養成・選抜の質を高める。優秀な若手幹部の恒常的養成・選抜の仕組みを整える。政治的養成と政治的練磨を強化し、若手幹部が信仰の礎を固く築き、精神のカルシウムを十分に補い、思想の舵をしっかりとつかむよう導く。末端の第一線を若手幹部の養成拠点とし、若手幹部が条件不利地域、複雑な環境、骨の折れるポストに勤め、末端において地道な鍛錬をし、品格を磨き、品行を鍛え、才能を伸ばすよう推し進める。養成と管理をともに重視することを堅持し、若手幹部が健全な成長の道を歩み、組織の指示に従い、喜んで地道に働くよう、軽佻浮薄になったり、高望みをしたり、出世目当ての自己将来設計をしたり、「近道」を通ったりしないよう導く。若手幹部に対し、理論の学習、党内政治生活の参加、責任を担うこと、圧力に耐えること、法律・規律の遵守などの状況を追跡して把握し、成長のための指導に力を入れる。「苗の生長を助けようと無理やり引っ張って逆効果をもたらす」ようなやり方を防止・是正する。

 (六)幹部の管理監督を強化する。高級幹部から着手することを堅持し、幹部に対する全方位の管理と日常的な監督を強化し、「厳」という要求を幹部成長の全期間、教育・管理・監督の全過程に貫き、選抜重視・管理軽視を防ぐ。指導幹部個人関連事項報告制度を整備し、家計資産や支出が明らかに正常収入を超えた場合は検査・照合・検証を行う。指導幹部の配偶者、子女、子女の配偶者のビジネス・企業経営活動に対する恒常的管理を強化する。「近親繁殖(縁故者の不正登用)」問題に対する特別対策を深化させる。人事の募集採用に対する管理監督を強化する。幹部の兼職、出向、退職後就業といった行為を規範化し、「逃れ辞職」を防止・是正する。定年退職幹部に対する管理監督を強化する。党の各級組織と指導幹部は果敢に取り組み管理し、厳格に管理・統治しなければならず、幹部の誤った言動を放置したり隠蔽したり庇ったりしてはならない。幹部管理監督工作条例を制定する。

 厳格な管理と手厚い思いやりの結合、インセンティブと制約の併用を堅持し、職責を果たす幹部を奨励・保護する仕組みを整備し、職務に取り組む者を担ぎ、責任を背負う者を背負い、実行に励む者を強力に支持する。「談心談話(腹を割って話し合う)」制度を実施し、幹部の思想動向、活動状態、心身の健康状況、家庭状況などを速やかに把握し、的確な教育・指導を強化する。公務員の活動を強化・改善し、役職・職階併行などの制度的インセンティブの効果を発揮させ、表彰・奨励の仕組みを整える。末端の幹部を思いやる諸政策を実施する。

 党が人材を管理する原則を堅持し、人材に対する政治的な導きと政治的な受け入れを強化し、人材発展の体制・仕組みの改革を深化させ、教育・科学技術・人材の発展を一体的に推進し、人材の養成・誘致・活用を全方位で行い、人材へのサポートと支援・保障を強化し、広範な人材が党を愛し、国の恩に報い、仕事に励み、人民に奉仕するよう奨励し、各分野の優秀な人材を党と人民の事業に結集させる。党委員会が専門家とつながり、支援する制度を実施し、指導幹部が直接専門家とつながり、支援する仕組みを整える。人材チームの中の共産党員が、科学研究の難関攻略、後輩人材の養成、団結連携、学問的誠実性の向上、研究倫理などの面において模範を示し、学術における捏造行為や剽窃などの学術不正行為に反対し、焦って目先の利益を一刻も早く得ようとしたり、軽佻浮薄であったりすることなどの良くない気風を排除しなければならない。人材の「帽子(学術称号)」問題を是正し、年功序列・派閥文化・学閥気風を排除する。

五、上級と下級の意思が疎通し、

指示がしっかりと実行される厳密な組織体系を整備する

 党の各級組織は全面的な厳しい党内統治の主体である。各レベル・各分野の党組織建設を体系的に推進し、党組織の政治機能と組織機能を強化し、上下が連携して的確かつ効率的に党の路線・方針・政策および党中央の決定・配置が貫徹・実施されることを確保しなければならない。

 (一)中央と国家機関の党組織の模範作用を発揮させる。政治機関建設を深化させ、中央と国家機関の各級党組織と党員・幹部が先頭をしっかりと走り、習近平「新時代の中国の特色ある社会主義」思想を踏み込んで学習・貫徹する面で手本を示し、一貫して習近平同志を核心とする党中央と高度な一致を保つ面で手本を示し、党中央の諸般の決定・配置を断固貫徹・実施する面で手本を示し、中央と国家機関を政治を重んじる、規律を守る、責任を担う効率的な模範機関へと建設するよう推し進める。機関から取り組むことによって所轄部門を牽引し、業界もその党建設も管理することを堅持し、機関、直属の企業・公設機関、出先機関における党建設の同時推進の仕組みを整え、政治機能が強く、党支部の指導グループが強く、党員チームが強く、役割が強く発揮できる党支部の建設を深化させる。党建設と業務の高度な融合を推進し、「皮二枚(両者が遊離している)」問題を持続的に解消する。「機関病(気風問題)」と「お役所仕事」を厳しく戒め、「灯台下暗し」を防ぐ。

 (二)地方の党委員会の機能を強化する。地方の党委員会が本地区において全局を総攬し各方面を協調させる指導的役割を発揮させ、正しい方向を固定し、全局を総攬し、意思決定を行い、実行を保証するといった職責を履行することを堅持し、地方の党委員会を党中央の指揮に断固として従い、しっかりと執行し、管理が厳格であり、指導グループが団結し、純粋な気風を持つ強い組織へと建設する。地方の党委員会が現実に即して党中央の精神を貫徹・実施し、創造的に活動するよう奨励・支援する。地方の党委員会常務委員会が有力な指導グループを建設し、チームを厳格に管理し、政治の「健康診断」を恒常的に行い、自身の問題を発見・解決する能力を高めるよう推し進める。地方党委員会工作条例を改定する。地方の党委員会の議事・協調機関を規範化する。

 (三)各分野の末端党組織の建設を統一的に推進する。末端党組織のさらなる強化という明確な方向性を強め、不足部分の補充、空白部分の補填と質的向上、機能の強化を並行して推進することを堅持し、末端党組織を党の指導を効果的に実現させるための強固な砦に築き上げる。党建設の徹底による農村の全面的振興の促進を深く推進し、郷・鎮の党委員会および村レベルの党組織の建設を強化し、村幹部への教育・管理の水準を引き上げ、駐村第一書記や作業チームの選抜・派遣・管理を改善する。「空洞村」の党建設に着実に取り組む。都市部の街道・コミュニティにおける党建設を強化し、住宅地の党組織をしっかりと建設・強化し、コミュニティの党組織の指導の下で、住民委員会・業主委員会・不動産管理サービス企業が連携しながら運営するという新しいモデルを模索する。「巨大コミュニティ」の党組織の建設を強化する。開発区(産業パーク)の党建設を推進する。辺境地区において末端の党建設を強化する。末端のガバナンスと末端政権建設における党建設の導きを深化させ、新時代の「楓橋経験」を堅持し発展させ、党組織の指導する自治・法治・徳治が相互に結び付いた都市・農村末端ガバナンス体系を整備する。網格化されたガバナンス・サービスを統合・改善し、党群(党員と人民大衆)サービスセンターの役割を発揮させ、末端の組織と大衆が法に基づき、秩序立てて末端ガバナンスに参加するルートを広げる。政府機関における党建設の質を全面的に向上させ、所属部門・業種の党建設をしっかりと行う。公設機関における党の指導の体制・仕組みを整備し、学校、病院、研究機関などの党建設を推進する。国有企業・国有金融企業における党の指導を強化し、重要な経営・管理事項に関して、党委員会(党組)が事前検討によって実質的な審査を強化し、コーポレートガバナンスを改善し、党建設の質と効果を向上させる。集中化と恒常化の結び付けを堅持し、脆弱で緩んだ末端党組織を是正する。末端党組織の責任者の養成・選抜と教育・研修を強化する。資源・支援・管理を末端へシフトさせ、政策を末端に傾斜させ、末端の労働条件を改善する。党建設によって社会団体・組織の建設を牽引することを堅持し、社会団体・組織の架け橋や絆としての役割を発揮させる。

 (四)新興分野における党建設に重点的に取り組む。新興分野における党建設の管理体制と責任体系を類別に整備し、業種管理部門、業務監督管理部門、業務所管部門および所管地などの責任を徹底し、新興分野における党の動員力・結集力・影響力を増強する。新経済組織、新民間団体、新就業層の党組織および党活動のカバー範囲を拡大し、優秀かつ強力な人材から党組織の書記を選抜・配置し、党建設活動の指導員の選抜・派遣を改善し、党建設を生産・経営、革新・起業、社会サービス、末端ガバナンスなどと有機的に結び付けることを促進する。非公有制企業における党建設をうち固めて向上させ、混合所有制企業における党建設活動を類別に推進し、プラットフォーム提供者・研究開発型企業などの党建設を強化し、インターネット企業に対し、上級党組織による格上げ管理動的調整メカニズムを構築し、党建設の責任の徹底を推進する。新民間団体の党建設活動を類別に指導し、業界協会・学会・商会の管理制度と運営の仕組みを整備し、党建設活動の要求を組織の規約に書き入れることを全面的に実行し、党建設によって業界の自律を牽引することを強化する。民営学校・民営病院などの党建設にしっかりと取り組む。新就業層の党建設を強め、思想的・政治的牽引を強化し、サービス・管理をしっかりと行い、合法的権利・利益を保障し、新就業層が党の言うことに従い、党に従って歩むよう導く。

 (五)党員チームの建設を強化する。政治的基準を最優先することを堅持し、プロセスを厳格にし、審査を厳格にし、規律を厳粛にし、党勢拡大の質を向上させ、動機が不純な者の入党を防ぐ。青年・産業労働者・農民・知識人からの党員獲得を重視し、新興分野において党勢拡大をしっかりと行い、党員チームの構造を最適化する。党員の教育・管理を強化し、党員の定期研修、とくに基本研修を展開する。党支部が党員に対し直接に教育・管理・監督する職責を実行する。党員のインターネットにおける言動の管理を強化する。流動党員の登記・受け入れを恒常的に行い、転出地と転入先の党組織が協力して党員の共同管理を行い、オンライン・オフライン融合の党員管理制度を整備する。ポストの増設と責任の明確化、誓約とその履行、突撃隊の設立、身分を示して先鋒を務めるといった方法を押し広め、オフラインとオンライン、出勤時と非出勤時、平常時と緊急時において党員の役割を発揮させる仕組みを整備・実行する。党内のインセンティブ・ケア・サポートの仕組みをより完全なものにする。不適格な党員を厳正かつ穏当に処分する。

 (六)党の各級組織間の意思が疎通する仕組みを整備する。上級の配置を伝達・実行し、末端の状況を上級に報告し、各級が連携して矛盾や問題を解決する仕組みをより完全なものにする。属地管理・直轄管理に基づく党建設体系を改善し、タテとヨコが連携し、各々が自己の責任を担い、互いを緊密に結び付けることを推し進める。党建設における上級組織の下級組織に対する指導力を強化し、経験を総括して押し広める。党委員会(党組)書記の末端党建設への取り組みに関して、職務報告・評議・考課をしっかりと行う。党務従事者チームの建設を強化し、人材を整え、能力を強化し、必要となる保障を提供する。当レベルの党組織建設にしっかりと取り組み、下級を牽引し、レベルごとに実施し、党の各級組織の全面的な進歩と全面的な強化を推し進め、責任の空白や転嫁を防ぐ。

六、根気よく悪風是正・綱紀粛正に取り組む

 悪風是正と綱紀粛正は全面的な厳しい党内統治の有力な措置である。党性・党風・党規律に同時に取り組み、悪風是正・綱紀粛正・腐敗撲滅を一体的に推進することを堅持し、気風建設から着手して全面的な厳しい党内統治を推進するという経験をいっそう活用し、絶えず気風を改善し、厳しく明らかな規律によって党を管理・統治し、良好なイメージをもって心を結束させ力を結集しなければならない。

 (一)新時代の党の大衆路線をしっかりと歩む。マルクス主義の大衆観と党の大衆路線に関する教育を深化させ、党員・幹部が趣旨意識と公僕意識を強め、人民立場にしっかりと立ち、大衆との心の絆を深めるよう導き、偉そうに振る舞ったり、大衆から遊離したりすることを防止する。党員・幹部が新時代の党の大衆活動の特徴と法則を捉え、常に大衆の中へ入り込み、謙虚に意見を聴取し、切迫した切実な問題を真摯に解決し、巧みに大衆の力に頼って活動を成功させて矛盾を解消し、大衆に奉仕する過程で大衆を教育・指導し、大衆を率いて前進するよう導き、命令主義や「追随主義」を防止・克服する。民生に関わる重要政策の決定を行う際は大衆から意見を求める制度を実施する。指導幹部が末端へ赴いて党の路線・方針・政策を宣伝し、調査・研究を行い、陳情を取り扱い、現場で事務を行う制度、そして党員・幹部が大衆と直接結び付き、大衆に奉仕する制度を実施する。党員・幹部が率先してボランティア活動に参加し、ペアリング支援を行うよう推し進める。民生分野における陳情問題の解決に持続的かつ着実に取り組む。オンライン大衆路線をしっかりと歩み、党組織がインターネットを通して大衆を組織・結集し、大衆に宣伝・奉仕する能力を増強し、党員・幹部のオンラインにおける大衆活動の遂行能力を高める。

 (二)中央の八項目規定の精神をたゆまず実践する。中央の八項目規定を長期的に堅持しなければならない鉄の掟および絶対ルールと位置付け、中央の八項目規定の精神のさらなる貫徹に関する学習教育の成果を定着させ拡大し、中央の八項目規定の実施細則を改善・施行し、形式主義と官僚主義の持病を踏み込んで是正し、享楽主義と贅沢浪費の再発・リバウンドを断固として防ぎ、特権思想と特権濫用を断固として排除する。会議、文書、報告書を簡潔にし、「短・実・新」の要求を実行し、会議や文書のあり方を改善する。組織の許可がない限り、党・政府の指導幹部は個人署名の著作を出版してはならない。指導幹部の海外訪問に関する規定を厳格に執行し、福利目的での海外訪問を手配してはならない。形式主義の是正を推進して末端の負担を軽減し、監査・検査・考課を統一的に規範化し、モデル事業の始動、基準達成、評定表彰に関するイベントを規範化し、記念日や祝祭日のイベント、祝賀イベント、展示会、フォーラムを整理・規範化し、「指先の形式主義」を是正し、郷・鎮(街道)の職責リストを実施し、村(コミュニティ)向けの業務事項委譲審査制度を整備する。規定違反の飲食・金品授受、大衆利益の侵害など際立った問題を持続的に取り締まる。節減を励行し浪費に反対し、党・政府機関の支出切り詰めを堅持し、「三公経費」を厳しく規制し、庁舎などの新規建築を厳しく抑制する。不正の風潮の新たな動向と様子にしっかりと注意を払い、直接に目に見えない、そして形を変えた問題を防止・是正する。

 (三)気風建設の恒常化・長期有効化を推進する。気風建設を日常の活動に溶け込ませて常に取り組み、消極的に対応したり、疲れ果てて倦厭したりすることを防ぎ、気風問題をめぐる「小事論」と「特殊論」を正す。気風問題の日常的な発見と解決の仕組みを整備し、「四つの悪風」の際立った問題の分析・判断と的確な是正を強化する。地域的・業種的・段階的特徴を把握し、普遍的に見られ、繰り返して発生している気風問題を是正する。重要な時期にフォーカスし、監督・検査を強化し、公然たる規律違反行為を厳しく処分し、典型的な案件を告知・公表する。業界主管部門による業界の風潮管理の責任を徹底し、業界の風潮についての動的分析と有効な監督管理を強化し、教員・医療従事者・芸能人の道徳と品行向上にしっかりと取り組み、国有企業、国有金融企業、上級直轄管理機関の地方支所などに見られる「四つの悪風」問題の是正にいっそう力を入れる。企業関連の法執行・司法を規範化する。不正の風潮と腐敗問題の同時調査・処分を深化させ、「四つの悪風」の背後に存在する徒党を組んだり、ツテやコネを利用して事務を処理したり、利益のやり取りを行ったりするといった問題を深く掘り起こし、腐敗案件における気風問題を徹底的に調査する。「四つの悪風」の是正と新風の樹立に並行して取り組み、良好な党風・政風をもって、社会で上向きでより善い気風を醸成する。

 (四)厳格な規律執行を強化する。「厳」という要求を党内法規の制定や党規律の教育、規律執行・監督の全過程で貫く。規律が必ず守られ、規律が必ず厳しく執行され、規律違反が必ず追及されることを堅持し、規律に違反する問題は発見次第例外なく調査・処分し、決して容認・譲歩してはならない。党の政治規律と政治規範を厳格に執行し、組織規律、廉潔規律、大衆規律、活動規律、生活規律を全面的に厳しくするよう促す。重点分野、脆弱部分、グレーゾーンにフォーカスして、規律と規範を改善する。規律を法より厳しくし、法に先んじて適用すること、規律執行と法執行の一本化および司法との効果的なすり合わせを堅持する。問題を早期の軽い段階で食い止めることを堅持し、兆候・傾向のある問題に対して速やかに注意・是正を行い、小さな問題が大きな問題に至らないようにする。規律執行状況に対する監督・検査を強化し、党の各級組織が規律を厳格に執行・遵守するよう推し進め、規律を厳格に執行しなかったり、規律違反行為を放任したりする者に対して厳しく責任を追及する。

 (五)規律の教育・制約と保障・奨励の役割を総合的に発揮させる。恒常化・長期有効化した規律教育の仕組みを確立・整備し、党規約・党内法規・党規律を党員・幹部の研修の必修科目とし、党員・幹部が規律を学習・理解・遵守し、監督と制約を受ける環境における勤務・生活に慣れるよう導く。全期間の規律教育を強化し、入党・入職、職務異動、家庭状況の変化、退職・定年退職など各重要時期において規律方面の注意を強化する。役職・職階・業種により、党員・幹部の履行すべき職責の要求に応じて、熟知すべき規律・法規をそれぞれ明確にする。昇進したばかりの幹部、重要ポストに在る幹部、若手幹部などを重点対象とする規律教育をしっかりと行う。以前の過ちから教訓を汲み取って今後の戒めとし、問題を解決して正常な状態に治すことを堅持し、監督・規律執行の「四つの形態」をいっそう活用し、「一つ目の形態」の活用を重視し、幾層にも防御を固め、党員・幹部を最大限に教育して助ける。実事求是を堅持し、党内法規・規律・法律に基づいて事を運び、思想・政治工作を終始貫き、規律執行・問責の規範性・的確性を高め、政治的効果、規律・法律上の効果、社会的効果の有機的統一を実現させる。規律の厳格化と思いやり愛護の両立を堅持し、党員・幹部が規定・規律遵守の下で改革・革新に取り組み、地道に働いて実績を上げるよう推し進める。誣告を行い、他者を陥れる行為を厳しく取り調べて処罰し、真相を明らかにし、被害を受けた者の名誉を挽回する取り組みをいち早く展開する。処置と処分を受けた党員・幹部の追跡・二次確認と教育・管理の取り組みをしっかりと行う。

七、腐敗する勇気をくじくこと、腐敗を不可能にすること、

腐敗する意欲をそぐことを揺るぐことなく一体的に推進する

 腐敗する勇気をくじくこと、腐敗を不可能にすること、腐敗する意欲をそぐことの一体的推進は、全面的な厳しい党内統治の重要方針と反腐敗闘争の基本方針である。党には労働者階級および最も広範な人民大衆の利益を除いて自己の特殊利益が存在せず、党と腐敗現象は絶対に相容れないことをしっかりと胸に刻まなければならず、揺るぐことなく中国の特色ある反腐敗の道をしっかりと歩み、党中央の反腐敗活動への集中的・統一的指導を強化し、対症療法・根治療法の並行と系統的対策をいっそう重視し、厳しく処罰し、的確に治め、効果的に防ぎ、一体的に取り組むことを堅持し、反腐敗闘争を徹底的に推し進めなければならない。

 (一)腐敗取り締まりの強い姿勢を保つ。反腐敗闘争の情勢が依然として複雑で厳しい状況にあり、腐敗を生み出す温床や条件を排除する任務が依然として困難に満ちていることを深く認識し、腐敗があれば必ず反対し、汚職があれば必ず取り締まり、悪を排除するならば徹底的に行うことを堅持し、「トラ退治」、「ハエ叩き」、「キツネ狩り」を断固として進め、戦略的不動心と戦闘の強靭性を保ち続け、一刻たりとも止めてはならず、半歩も譲ってはならず、新たな腐敗を力強く食い止め、既存の腐敗をより効果的に取り除き、腐敗分子を潜ませてはならず、「鉄帽子王(特権などにより絶対に裁かれない者)」や「丹書鉄契(免罪符)」の存在は絶対に許されない。重点分野、重点問題、重点対象を際立たせ、権力が集中し、資金が密集し、資源が潤沢である分野の腐敗対策を深化させ、政治と金銭の問題が絡み合う腐敗、政財界の癒着、資本の政治への浸透といった問題を重点的に調査・処分し、各種のリスクの裏に隠された腐敗問題の調査・処分を重視し、「カギとなる少数」とくに主要責任者の腐敗、若手幹部の腐敗の調査・処分に力を入れ、指導幹部の家族および身近な者が行う腐敗を厳しく調査・処分し、言動を慎まず、手を引かず、悪事を欲するがままに働く腐敗分子を断固として一掃する。予想される利益、第三者名義の所有、「白手袋(贈収賄の仲介人)」、「リボルビングドア(天下り)」などの新型腐敗や隠れ腐敗を深く掘り出して細かく調査し、インターネット・仮想通貨・クロスボーダー資金・ブロックチェーンを利用した腐敗行為を断固取り締まる。大衆の身近で発生している不正や腐敗問題を恒常的に是正し、雇用や養老、社会保障、住宅、教育、医療、「三農」などの分野における問題を中心に据え、対策を深化させ、汚職・横領、留保・流用、虚偽報告・着服、接待や金品の強要といった問題を厳しく調査・処分し、「ハエとアリレベルの小規模腐敗」を厳しく処罰し、反社会勢力の「後ろ盾・コネ」の取り締まりを継続的に推進する。反腐敗の国際協力を深化させ、逃亡追跡・逃亡防止・不正蓄財追跡を強化し、越境腐敗案件の調査・処分にいっそう力を入れる。贈収賄双方に対する取り調べを強化し、党内法規・規律・法律に基づいて贈賄行為を調査・処分し、重点贈賄者に対する合同懲罰を強化し、「巻狩り」行為を防止し取り締まる。廉潔のリスク・潜在リスクの動的モニタリングを強化し、腐敗早期警報・処罰連動メカニズムを確立する。重大腐敗案件の発生した地方・部門・単位が悪影響を徹底的に一掃し、政治生態を復元するよう推し進める。

 (二)権力運用に対する制約・監督を強化する。公平・公正な権力行使、法に基づく権力行使、清廉な権力行使、人民のための権力行使を堅持し、好き勝手に振る舞ったり、権力を濫用したり、職務を軽んじたりする行為を防止・是正する。権力の授与・行使・制約を統一させた明瞭・透明・追跡可能な制度・仕組みを整備し、権力の配置・運用への規制・監督を強化し、問題を早期に発見して是正し、より科学的・効果的に権力を制度というオリに閉じ込める。政策の策定、議事・政策決定、認可・監督管理、法執行・司法といった肝心な部分をしっかりと押さえ、職責・権限、権力行使の境界線、活動のプロセスを規範化し、自由裁量権を規範化し、権力の悪用によるレントセッティング・レントシーキングを防止する。重点分野・新分野における権力運用の規範化・規制の仕組みの整備を加速させる。重点業種の権限リストおよび末端組織・幹部の権限リストを確立する。指導幹部による司法活動への干渉や具体的な案件処理への介入記録の公表制度を実施する。

 (三)廉潔崇拝・腐敗拒否の思想の土台をうち固める。新時代の廉潔文化の建設を強化し、内容と媒体を増やし、党員・幹部が自重自省し、一人でいる時にも些細なことにも身を慎み、自覚をもって腐敗拒否・変質防止をはかるよう教育して導く。プラスで健全な党内の政治文化を発展させ、党の革新的理論に含まれる理想・信念、価値観、道徳観、規律・法律意識を運用して党員・幹部の清廉な品行を養う。廉潔文化を社会主義の核心的価値観の建設に浸透させ、廉潔教育を国民教育体系に溶け込ませ、「廉潔は誉れ、腐敗は恥」の社会的雰囲気を醸成する。廉潔の宣伝・教育の仕組みを革新し、オンライン・オフラインの連携を行い、レベル別・類別に内容と方式を確定し、的確性・有効性を高める。廉潔・勤勉のモデルケースとしての牽引的役割および規律違反・法律違反の典型的案件によって警告・抑止する役割を発揮させる。指導幹部が率先して親身で清廉な政財関係を築き、家庭・家庭教育・家風づくりを強化し、家族および身近な職員を厳しく教育・管理するよう促す。

 (四)腐敗する勇気をくじくこと・腐敗を不可能にすること・腐敗する意欲をそぐことの一体的推進における総合的効果を増強する。社会主義市場経済の条件下での反腐敗法則を深く掘り下げて研究・把握し、反腐敗の法律・法規を整備し、腐敗する勇気をくじくこと・腐敗を不可能にすること・腐敗する意欲をそぐことに同時・同方向・総合的に取り組むことを堅持し、腐敗を生み出す温床や条件を力強く排除する。党委員会の統一的な指導の下で、規律検査・監察機関が関連部門と協力・連携する仕組みを整備し、全過程・全段階の協力をもって一体化対策を促す。腐敗案件の処理による改革・ガバナンスの促進に取り組み、重大案件から発見した業界に共通する、系統的な腐敗問題に対して特別対策を行い、案件の調査・処分を通じて制度・仕組みを整え、権力運用の抜け穴、監督管理の盲点、制度面の空白を解消し、監督、案件処理、是正、ガバナンスのバブル方式の循環を形成する。腐敗の新しい動向と新しい特徴を把握し、規律検査・監察体系のデジタル化を深め、公権力ビッグデータ監督プラットフォームの整備を推し進め、反腐敗の浸透力を高める。

八、制度・党内法規に基づく党内統治を堅持する

 党内法規・制度建設を強化することは、全面的な厳しい党内統治の長期の策であり、根本の策である。党規約を全党の根本的な行動規範とすることを堅持し、党建設の制度改革を深化させ、法に基づく国家統治と党内法規に基づく党内統治の有機的統一を推し進め、全面的な厳しい党内統治を恒久的に推進するために制度の面から力強く支えなければならない。

 (一)党内法規・制度体系をより完全なものにする。科学的に党内法規を編成し、活動計画やプランを策定する。党内法規の編成・改正・廃止・解釈を統一的にはかり、系統的統合を重視し、各段階の結び付けを強化する。全面的な厳しい党内統治の恒久的推進の実際に基づき、党内法規・制度を策定・整備し、制度の不備を速やかに補う。規則・制度づくりには際立った問題を対象として、便利で役立つよう確保しなければならない。党内法規の解釈の仕組みを充実させる。党内法規と国家法律・法規のすり合わせの仕組みを整備する。

 (二)制度の執行力を強化する。制度の厳格な規制を強化し、「制度の下に平等、制度遵守に特殊なし、制度適用に例外なし」を堅持する。党員・幹部が自覚をもって党規約を学習・遵守・貫徹・擁護するよう推し進める。党内法規の公開にいっそう力を入れる。党内法規・制度の学習・研修を強化する。制度の執行・監督を党組織と党員・幹部の職責履行の全過程に貫き、地域・部門・業種・末端・職場のガバナンスの各方面に貫き、制度が常に抑止力を持ち、あらゆる面で効果的であるよう確保する。指令が下されど履行せず、禁令が下されど止めずという行為を断固として是正し、制度の執行にあたって取捨選択・手抜き・勝手な変更を防止し、制度の空回りが発生しないようにする。

 (三)暗黙のルールの撲滅に大いに力を入れる。明文化された規則の確立を堅持し、党務・政務の公開を推進する。党員・幹部が原則を重んじ、法律・規律を遵守し、正道を守り、権力の行使や政策の執行、プロジェクトの獲得、幹部の選抜・任用、優秀者・先進者の選出などの面において暗黙のルールに自覚をもって反対し、歯止めをかけるよう教育・指導する。「コネ獲得」、「原則よりもコネ」、「印鑑よりもメモ」、利益を与えなければ事を進めてくれない、目に見えぬところでの不正操作など公正を乱す行為を徹底的に是正し、商品交換の原則と人格的依存関係によって党内生活が侵食されることを断固として食い止める。告発の仕組みを整備し、「政治ブローカー」や「政治詐欺師」と関係を持つ、あるいは自身がその行いを働くという行為を厳しく取り締まる。類似案件に対する分析・回顧、是正・通達の制度を確立し、政治生態に対する動的モニタリング、分析・判断、ガバナンスの仕組みを整える。

 全面的な厳しい党内統治を恒久的に推進するには、党と国家の監督体系をさらに整える必要がある。党委員会(党組)による全面的監督をしっかりと実行し、各監督主体に対する指導を強化する。党内監督条例を改正する。規律検査・監察関連活動の二重指導体制を整備し、監督・検査と腐敗案件の調査・処分は上級の規律検査・監察委員会の指導を主とすることを徹底し、力の協調と改善を重視し、規律監督、監察監督、駐在監督、巡視監督の統一的連携を強化する。県・郷・村の監督資源と人材を活用し、末端の監督体系を整え、格上げ監督や横断監督などの仕組みを整備し、大衆監督のルートを円滑にし、末端監督と末端ガバナンスとの有機的な一貫化を促進する。党内監督と、人民代表大会による監督、民主的監督、行政機関の監督、司法による監督、会計検査による監督、財務会計監督、統計監督、大衆による監督、世論による監督との高度な融合、効率的な連携を推進し、監督の相乗効果を生み出す。党の巡視活動の方針を全面的に貫徹し、巡視工作条例を実施し、通常巡視、特別巡視、機動巡視、格上げ巡視などの方法を活用し、巡視方法を刷新し、「再巡視」を強化し、巡視後の改善・是正と成果の運用を強化し、各級の巡視・巡察の連携を深化させ、村に対する巡察の質と効果を向上させ、巡視の持つ「鋭い剣」としての総合的な監督の役割を発揮させる。

 全面的な厳しい党内統治を恒久的に推進することは、全党共通の政治的責任である。党管理・党統治責任制という要諦をしっかりと押さえ、党委員会(党組)の主体的責任と規律検査委員会の監督責任、党委員会(党組)書記の第一責任者としての責任、指導グループにおける他のメンバーの二重責任、党員・幹部の具体的な責任を厳格に徹底し、それぞれが責任を負いながら統一的に協調する責任体系を整備する。各級の党委員会(党組)は主体的に取り組み、真摯に管理し、責任の鎖を固く繋ぎ、上下各級に緊張感を持たせなければならない。県級以上の党委員会(党組)は指導グループのメンバーによる党管理・党統治の責任履行状況についての報告を少なくとも一年に一回聴取し、監督・指導を強化する。各級の規律検査委員会(駐在規律検査監察組)が監督責任をしっかりと履行し、下級の規律検査委員会(駐在規律検査監察組)は少なくとも半年に一回上級の規律検査委員会(派遣機関)に対し、党委員会(党組)の指導グループメンバー、とくに主要責任者の責任履行と権力行使に関する状況、そして自身の監督責任の履行状況について報告を行わなければならない。党委員会の各部門は職責を完遂し、共同で取り組み管理する必要がある。指導幹部、とくに高級幹部は自らを厳しく律し、責任をしっかりと負い、所管を厳格に管轄し、党管理・党統治の責任履行における模範とならなければならない。各レベル・各分野の党建設を推し進めるには、実情に即して着実に取り組んで結果を出すようにし、形式主義を厳しく戒めなければならない。責任の徹底に対する考課・評価の仕組みを改善し、党管理・党統治の力度が不十分で、重大な問題を起こした者に対し厳しく責任を追及する。

 歴史は未来を教え、奮闘は偉業を成就させてくれる。中国共産党は波乱に満ちた偉大な征途において、揺るぐことなく真理を追い求めて終始正しい方向に向かって前進し、人民に深く根差して終始確固たる基盤を持ち、果敢に歴史的使命を担って終始戦略的主導権を握り、発展の流れに順応して終始時代の先頭を歩み、果敢かつ巧みに闘争して終始必勝の信念を保ち、自己強化を重んじて終始生気と活力に満ちあふれるといった優秀な特質を築き上げてきた。この百年余り、中華の大地に起こった激変は、党が歴史や人民の負託に応え、中国労働者階級の前衛部隊であり、中国人民と中華民族の前衛部隊であるのに相応しいことを十分に証明している。偉大な、栄光ある、正しい中国共産党は、風雨に晒されてさまざまなことを経験しながらも初志を変えることなく、確固たる目標をもって勇往邁進し、「三つの必ず(必ず初心を忘れず使命を胸に刻む必要があり、必ず謙虚かつ慎重に取り組み刻苦奮闘する必要があり、必ず果敢に闘争し巧みに闘争する必要がある)」を肝に銘じ、いかなる時も「試験」に臨むかの如く明晰さと覚悟を保ち、多くの新たな歴史的特徴を備えた偉大な闘争を敢然と進め、前進の道のりに存在するありとあらゆる困難や障害に断固としてうち勝ち、より美しい未来を不断に切り開いていくのである。

 全党は習近平同志を核心とする党中央を中心にいっそう緊密に団結し、習近平「新時代の中国の特色ある社会主義」思想を全面的に貫徹し、一生懸命事業に取り組み、実績を上げ、発奮して富強に励み、全面的な厳しい党内統治を恒久的に推進し、新時代の党管理・党統治、党繁栄・党強化の新たな局面を不断に切り開き、全国各民族人民を団結させ率いて社会主義現代化強国を全面的に完成させ、中国式現代化によって中華民族の偉大な復興を全面的に推進するべくたゆまず奮闘していこうではないか。

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