23日、文県の紋党産業パーク園で、紋党を見せる従業員。(隴南=新華社記者/費茂華)
【新華社蘭州10月29日】中国甘粛省隴南(ろうなん)市文県の山中に、滋養強壮に用いられる生薬、党参(とうじん)の一種、紋党(紋党参)が育つ。高地の湿った日陰を好み、標高2千メートル前後の林縁部に根を張る。党参は中国各地で栽培されているが、同県の中寨(ちゅうさい)鎮と周辺で採れるものは根に横じまがあることから「紋党」と呼ばれる。
紋党の収穫は、二十四節気の霜降(10月下旬)の頃が最も適している。記者は、親子3代にわたり紋党の買い付けと加工を手がける高水利(こう・すいり)さんや農家の人たちとともに、中寨鎮近くの標高2600メートル余りの畑を訪ねた。
24日、濃霧の中、紋党を収穫する農家の人たち。(隴南=新華社記者/費茂華)
文県は秦嶺(しんれい)山脈西部の南麓に位置し、土地の高低差が大きく、標高によって気候が変わる。紋党の主産地は、県北西部の標高1600~2500メートルの山地に集中している。
午前6時、雲霧に包まれた畑を目指して出発。車から三輪トラックに乗り換え、最後はぬかるんだ狭い山道を数十分歩いた。畑に着いたのは午前11時ごろで、4時間余りの道のりだった。
23日、文県の紋党産業パークで、寝かせ工程の紋党をもむ従業員。(隴南=新華社記者/費茂華)
紋党の掘り出しに焦りは禁物で、根の方向に沿ってくわを入れていく。農家の人たちは軽やかな中にも慎重な手つきで、数年かけて育った紋党を一株ずつ掘り起こしていった。
掘り出した紋党は、ラバや馬で大きな道まで運び、三輪トラックに積み替えて山を下りる。種をまいてから山を出るまでには育苗だけで2年、苗を移植して収穫できるまでにさらに2~3年を要する。
23日、文県の紋党産業パークで、紋党を天日干しする従業員。(隴南=新華社記者/費茂華)
高さんによると、山から運び出してもまだ道半ばにすぎない。その後も洗浄や天日干しなど数十の工程を数カ月かけてこなすことで生薬に仕上がるという。
文県の紋党産業パークでは、乾燥棚につるされた根が風を受けていた。色は鮮やかな黄色から深い赤褐色へと変わり、薬の香りは一段と濃くなっていく。
23日、文県の紋党産業パークで、寝かせ工程の紋党をもむ従業員。(隴南=新華社記者/費茂華)
24日、バイクで党参の収穫に向かう農家の人たち。(隴南=新華社記者/費茂華)
24日、収穫した紋党を見せる農家の人。(隴南=新華社記者/費茂華)
24日、昼食時に酒を飲み、体を温める農家の人たち。(隴南=新華社記者/費茂華)
24日、党参の苗を畑に植える農家の人。(隴南=新華社記者/費茂華)
24日、葉に露を付けた党参の苗。(隴南=新華社記者/費茂華)
23日、文県の紋党産業パークで天日干しされる紋党。(隴南=新華社記者/費茂華)
24日、土砂崩れでふさがれた山道を車や三輪トラックが通れるよう復旧する農家の人たち。(隴南=新華社記者/費茂華)
23日、文県の紋党産業パークで、紋党に天日干し用の縄を通す従業員。(隴南=新華社記者/費茂華)
23日、文県の紋党産業パークで、紋党を天日干しする従業員。(隴南=新華社記者/費茂華)
24日、2年間育てた党参の苗を畑に植える農家の人。(隴南=新華社記者/費茂華)
24日、党参の苗を植える農家の人たち。(隴南=新華社記者/費茂華)
24日、掘り出した紋党を放って寄こす農家の人。(隴南=新華社記者/費茂華)
24日、2年間育てた党参の苗を畑に植える農家の人たち。(隴南=新華社記者/費茂華)
24日、2年間育てた党参の苗を畑に植える農家の人たち。(隴南=新華社記者/費茂華)