
中国外交部の郭嘉昆報道官。(北京=新華社配信)
【新華社北京10月28日】中国外交部の郭嘉昆(かく・かこん)報道官は27日の記者会見で、極東国際軍事裁判(東京裁判)について、重要な歴史的意義と現実的意義があり、戦後国際秩序の重要な一部をなしているとの認識を示した。また、中国は平和を愛する世界中の国々や人々と共に、歴史の真実を守り、戦後国際秩序を維持していきたいと述べた。
郭氏は、東京裁判の開廷80年を記念する写真展「人類の正義と平和のために」が26日にニューヨークの国連本部で開幕したことについて質問を受け、写真展では東京裁判に関する数多くの写真や記録文書が展示され、日本軍国主義による対外侵略と重大な戦争犯罪の実態を国際社会に伝えていると述べた。国連は戦争の惨禍に対する人類の深い反省から生まれたとし、国連本部での写真展開催は、歴史を忘れず、平和を大切にするという国際社会の共通の願いに完全に合致すると評価した。
さらに、東京裁判は「平和が暴力を制し、正義が悪に打ち勝った歴史的裁判」だと強調。東京裁判を認め、受け入れることは、戦後の日本が国際社会に復帰する前提だったと指摘した。その上で、80年を経た今日、日本の右翼勢力が東京裁判で示された歴史的な結論を無視し、侵略の罪を否定するばかりか美化し、誤った歴史観を広め、戦犯を公然と神のようにあがめていると批判し、国際社会はこうした動きに一致して反対すべきだと訴えた。「過去の教訓は決して遠い昔のことではない」と警告し、平和を破壊し、正義や良心に背く行為は、必ず再び歴史と正義の裁きを受けると述べた。
郭氏はまた、中国は世界反ファシズム戦争で重要な役割を果たした国として、平和を愛する世界中の国々や人々と共に、法の支配と平和の理念を伝え、歴史の真実を守り、戦後国際秩序を維持し、国際的な公平と正義を守っていきたいと表明した。