中国、デジタル技術でグリーン金融推進 世界のCO2削減に寄与

中国、デジタル技術でグリーン金融推進 世界のCO2削減に寄与

新華社 | 2026-10-26 10:24:00

20日、年次総会の分科会で基調講演する中英グリーン金融作業部会のチャールズ・ボウマン共同議長。(北京=新華社記者/羅鑫)

 【新華社北京10月26日】「中国は循環型経済を発展させ、環境に優しい社会を築いて大気の質を改善した。風力・太陽光発電の設備容量は伸び続け、新エネルギー車などグリーン(環境配慮型)製品が世界をリードしている」。

 北京市で開かれた2026金融街フォーラム年次総会のグリーン金融をテーマにした分科会で、パキスタン中央銀行のヤシーン・アンワル元総裁はこう述べた。

 22日まで4日間開かれた総会では海外にもサブ会場が設けられ、会場とオンラインで参加した来賓が、世界情勢が大きく変化する中での金融の発展と協力について意見を交わした。

 中国生態環境部がこのほど発表したデータによると、6月末時点の全国の再生可能エネルギー発電設備容量は24億5500万キロワットで、発電設備容量全体の60・7%を占めた。新エネ車の生産・販売台数は11年連続で世界一であり、中国は世界最大かつ最も整ったクリーンエネルギー産業チェーンを築いている。

 ここ数年は、ビッグデータやブロックチェーン、人工知能(AI)などの技術を積極的に活用し、グリーン金融の管理水準を段階的に高めてきた。二酸化炭素(CO2)の排出権取引市場を拡大し、クリーンエネルギーの研究開発や投資、普及を強力に支援。国境を越えたグリーン投融資も推進し、世界のCO2排出削減に幅広い機会をもたらしている。

 国有銀行大手、中国銀行の武剣(ぶ・けん)副行長によると、同行はここ数年、「一帯一路」共同建設に関するグリーンボンド(環境債)を発行しており、調達した資金で大規模太陽光発電所など共同建設参加国のモデルグリーン事業を支援し、現地の発展に長期的で安定したクリーンな再生可能エネルギーをもたらしている。

 中英グリーン金融作業部会のチャールズ・ボウマン共同議長は「CO2排出に関する中国の約束と排出権取引市場の整備は、世界の気候変動対応に大きく貢献している。中国と英国はグリーン金融の協力を強化し、双方の経済転換や生物多様性の保全、持続可能な発展を促してきた」と述べた。

 英金融大手HSBCホールディングスの傘下、匯豊銀行(中国)の王海宏(おう・かいこう)副行長は「規模や技術、産業チェーンの競争力を生かし、世界のグリーン分野の生産能力整備やインフラ投資で重要な担い手となる中国企業が増えている」と指摘。「各方面が協力を深め、金融システムと実体経済の連携を絶えず支え、低炭素移行をさらに推進していくことを期待する」と語った。(記者/羅鑫)

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