中国のトレンド玩具市場が活況、オリジナルIP人気

中国のトレンド玩具市場が活況、オリジナルIP人気

新華社 | 2026-10-26 20:51:45

21日、第24回中国国際玩具・教育設備展覧会の会場。(上海=新華社記者/呉宇)

 【新華社上海10月26日】中国上海市でこのほど、玩具の見本市「第24回中国国際玩具・教育設備展覧会」が開かれた。2025年の中国玩具市場(トレンド玩具を除く)の小売売上高は前年比5・8%増の1035億3千万元(1元=24円)に上り、市場規模は初めて1千億元の大台を突破した。一方、流行・収集家向け玩具(トレンド・コレクターズトイ)は45・4%増の676億9千万元を記録した。新興のトレンド玩具市場の規模が、従来型の玩具市場に迫る勢いを見せており、力強い成長と空前の消費ニーズがうかがえる。

 展覧会を主催した中国玩具・ベビーキッズ用品協会によると、近年の中国玩具産業に見られる二つの大きな変化が、トレンド玩具市場の急拡大の要因となっている。一つは、業界全体が中国の文化的要素を継続的に掘り下げて商品開発を進め、製品の競争力を高めている点。もう一つは、各玩具ブランドが独自の知的財産(IP)を絶えず刷新してコンテンツとしての価値を高め、新しいトレンド玩具を次々と投入することで、愛好家層が拡大し続けている点だ。

 協会が最近、国内消費者を対象に実施した調査でも、回答者の6割近くが、トレンド玩具を選ぶ際に最も重視する要素としてIPを挙げており、中国発のオリジナルIPの人気が一段と高まっている。

21日、中国の神話伝説に登場する孫悟空をモチーフにしたトレンド玩具。(上海=新華社記者/呉宇)

 近年急速に需要が拡大しているトレンド玩具は、アートデザインとトレンドを融合させ、主に若年層をはじめとする消費者向けに開発されたクリエーティブ商品で、収集や鑑賞、情緒的な価値を満たす側面に重点が置かれている。

 展覧会の会場でも、シリーズ化された独創的なデザインでセット収集の魅力を高めた初公開のトレンド玩具が数多く見られた。人工知能(AI)と融合させることで、遊びの要素と実用性を両立させた玩具も登場した。他にも、従来型のミニカーが既存の枠を超えて、アニメや映画、トレンド玩具とコラボすることで、ファン層の垣根を越えたマーケティングを実現している事例もあった。

 展覧会の総展示面積は23万平方メートルに上り、世界42カ国・地域から2600社を超える出展企業、5500以上のブランド、2700件を上回る正規ライセンスIPが集まった。(記者/呉宇)

21日、第24回中国国際玩具・教育設備展覧会の会場で、ライブ配信を通じてトレンド玩具を紹介する玩具メーカーの代表者。(上海=新華社記者/呉宇)

21日、来場者に「僑批(華僑から故郷への送金控え)」の印刷体験を促す玩具用プリンターメーカーの出展者(右から2人目)。(上海=新華社記者/呉宇)

21日、第24回中国国際玩具・教育設備展覧会の会場で、中国国内のトレンド玩具分野のインフルエンサー(右)と業務提携を結ぶ、子ども向けトレンド玩具特化型IP運営企業「繁竜文化」の代表者(左)。(上海=新華社記者/呉宇)

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