中国のマラソン大会、外国人ランナー年々増加 観光も活況

中国のマラソン大会、外国人ランナー年々増加 観光も活況

新華社 | 2026-10-25 18:49:01

太原マラソンの参加と観光をセットで楽しむ日本人ランナー。(9月27日撮影、太原=新華社配信)

 【新華社太原10月25日】中国各地で近年、さまざまなマラソン大会が開催されている。数ある大会の中で目立つのは、外国人ランナーの増加だ。その多くはプロのアスリートではなく、中国で暮らす留学生や社会人で、海外からわざわざ駆けつけるスポーツ愛好家も少なくない。

 日本人マラソン愛好家の和泉日実子さん(52)は、北京の大学で教壇に立つ傍ら、仕事の合間を縫って各地で開かれる大会に参加することを趣味の一つとしている。和泉さんは「9月上旬には内モンゴル自治区の包頭マラソン、下旬には山西省の太原マラソンに参加した。もうすぐ天津の大会にも出場する」(取材時)と話す。走ることも目的の一つだが、より重要なのは旅をすることで、大会出場を兼ねて多くの地を巡って来たという。

太原マラソン大会に参加した日本人ランナー。(9月27日撮影、太原=新華社配信)

 2026太原マラソン組織委員会によると、一般参加の外国人ランナーの数は年々増えており、今年は12カ国・地域から100人近くが出場した。国際化が一段と進む上海マラソンでは、25年の大会で外国人ランナーの割合が13%を超えた。そのうち旅行者を対象とした「国際ツーリズムランナー部門」の参加者は24年の32人から25年の585人に急増。出身地は世界26の国と地域に広がっている。

 山西大学体育学院の成民鐸(せい・みんたく)教授は「国内の一般向けスポーツ大会が年々充実し、競技水準も向上する中で、こうした大会は多くの外国人が中国への理解を深める格好の舞台になりつつある」と分析。「アマチュアランナーは観光を兼ねて遠征することが多く、『スポーツ観光』ブームが一部の外国人たちの間で起きている」と指摘する。

マラソン大会の期間中に観光名所を訪れる留学生ら。(9月26日撮影、安沢=新華社配信)

 太原マラソンの会期中、現地では選手向けに周辺の観光名所を無料で開放する優待措置を提供しており、和泉さんはこれを利用して山西博物院を訪れた。「以前から訪れたかったが、入場券の予約が取れずにいた。今回ようやく念願がかなった」と喜び、「異なる都市の大会に出場するたび、新しい風景に出会えるのが魅力だ」と語った。

 山西省臨汾市田径(陸上競技)協会の張鑫達(ちょう・きんたつ)執行会長は、外国人による「スポーツ観光」ブームの背景にはさまざまな要因があるとみる。外国人向けトランジットビザ免除措置の緩和や国内大会の規模・運営サービスの向上、各地の文化・スポーツ・観光産業の融合発展などが挙げられるほか、中国の経済社会の発展に伴い、対外的な魅力そのものが高まっていることも無視できない要因としている。(記者/陳志豪、劉揚濤)

山西省安沢県のマラソン大会に参加する留学生ら。(9月26日撮影、安沢=新華社配信)

山西省安沢県のマラソン大会に参加する留学生ら。(9月26日撮影、安沢=新華社配信)

山西省安沢県のマラソン大会に参加する留学生ら。(9月26日撮影、安沢=新華社配信)

山西省安沢県のマラソン大会に参加する留学生ら。(9月26日撮影、安沢=新華社配信)

山西省安沢県のマラソン大会に参加する留学生ら。(9月26日撮影、安沢=新華社配信)

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