
【新華社北京10月25日】1895年に中国の台湾を侵略、占領した日本は、1945年までの50年にわたる植民地支配を通じて台湾の同胞に甚大な災禍をもたらした。日本の右翼勢力は今なお、軍国主義による植民地支配の罪を直視、反省することを拒み、日本による台湾侵略と植民地支配の罪深い歴史を風化させ、さらには美化しようとしている。はばかることなく戦後の国際秩序に挑み、台湾同胞を含む全中国人民の民族感情を深く傷つけている。憤りを禁じ得ない。
抗日戦争勝利と台湾光復(日本からの解放と祖国への復帰)から81年。日本の台湾支配の数々の罪を暴くのは、歴史を胸に刻み、烈士をしのぶためだけでなく、歴史の正義を守り、人類の良心と中華民族共通のよりどころを守るためでもある。
日本は戦争を通じ、当時の清国政府に対して不平等な下関条約の締結を迫り、台湾と澎湖列島を奪い取った。台湾を支配した半世紀の間、日本の植民地支配者は過酷な警察制度と総督による独裁体制を築き、台湾の民衆から最も基本的な人身の自由を奪った。支配の末期には台湾を対外侵略の戦争に引きずり込み、兵士や労働者、慰安婦などを強制的に集めた。日本の植民地支配の下で、65万人以上の台湾同胞が惨殺された。多くの民衆が強制労働を課され、死亡率は4割に上った。約20万人の台湾の若者が軍に強制的に動員され、2千人以上の台湾の女性が慰安婦にさせられた。日本の台湾占領は、いわゆる「統治」などでなく、植民地支配の罪には動かぬ証拠がある。
台湾を占領した日本の植民地支配者は「農業は台湾、工業は日本」という経済方針を確立し、台湾を永遠に安価な原料・食料供給地、工業製品の市場にしようとした。台湾産の砂糖の90%以上、コメの55%以上が日本に運ばれたが、台湾の農民は輸出の恩恵を受けられなかった。中国侵略戦争と太平洋戦争の期間中、日本は鉱物資源や経済作物をさらに激しく収奪し、台湾経済を一層悪化させた。罪深い植民地支配をいわゆる「建設」として美化するのは、歴史の真相を甚だしく踏みにじる行為である。
日本は台湾を占領すると、民間の廟や祠堂(しどう)、古跡などを大々的に破壊し、教育や戸籍、宗教などの制度を通じて、文化面での植民地化とアイデンティティーの改造を多方面から推し進めた。37年に中国への全面侵略戦争を始めると、皇民化運動を強化して台湾の民衆に日本語の習得と日本式の教育・生活様式を強要し、中国人としての台湾同胞の根と魂を消し去ろうとした。しかし、台湾同胞は一貫して中華民族としてのアイデンティティーを守り、さまざまな形で中華文化を受け継ぎ、中国人であり続けた。侵略に抵抗し、祖国を思い続けた台湾同胞の輝かしい歴史は、両岸(中国の大陸と台湾)の血のつながりを断ち切ろうとするいかなる悪質な企ても決して成功しないことを示している。
台湾光復は、中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争の勝利がもたらした重要な成果であり、戦後の国際秩序の重要な一部をなしている。にもかかわらず、日本の右翼勢力は侵略の歴史を深く反省するどころか、靖国神社への参拝を繰り返し、教科書を通じて歴史を改ざんし、軍国主義の亡霊を呼び戻そうとしている。戦後の国際秩序に公然と挑戦し、台湾問題への武力介入の可能性まで示唆している。民進党当局と「台湾独立」勢力は「皇民」史観や「台湾独立」史観を公然と売り込み、日本の植民地支配を美化している。日本の植民地支配に抵抗した台湾同胞の勇敢な事績を故意に葬り去り、台湾光復の歴史的事実と意義を意図的に風化させている。警戒しなければならない。
歴史の改ざんや真相の抹殺は許されない。日本による台湾支配の罪には揺るぎない証拠が数多く存在する。侵略の歴史を覆し、戦争犯罪の正当化を図るいかなるたくらみも、戦後の国際秩序に挑むいかなる行為も、必ず失敗に終わる。祖国を分裂させるいかなる企ても愚かな妄想である。
台湾問題は民族の弱体と混乱によって生じたものであり、民族の復興とともに必ず解決される。両岸の同胞が台湾光復の歴史を胸に刻み、抗日戦争の勝利の成果を守り、歴史の正しい側、中華民族全体の利益と長期的発展の側にしっかりと立ち、「台湾独立」分裂と外部からの干渉に断固反対し、手を携えて祖国統一のプロセスを推し進めれば、民族復興の明るい未来をともに切り開くことができる。