8日、空から見た山東省青島港の前湾港区。(ドローンから、青島=新華社記者/李紫恒)
【新華社北京10月14日】中国税関総署が14日発表した1~9月の中国のモノの貿易額は前年同期比18・8%増の39兆9400億元(1元=約24円)だった。力強い伸びを示し、世界の経済・貿易の成長に強力な推進エネルギーを注いだ。
四半期別では第1四半期(1~3月)が前年同期比15・3%増、第2四半期(4~6月)が18・3%増、第3四半期(7~9月)が22・3%増となった。月別では6カ月連続で2桁の伸びを保ち、9月は前年同月比27・5%増の5兆1600億元と初めて5兆元を超えた。
王軍(おう・ぐん)副署長は同日、国務院新聞(報道)弁公室の記者会見で「1~9月の伸び率は過去5年の同期で最も高く、四半期別・月別も全体として加速傾向にある。世界との比較でも、このような伸びは主要国・地域で上位にあり、中国は世界最大のモノの貿易国の地位を引き続き維持している」と述べた。
貿易額が急速な伸びを維持すると同時に、市場の多角化も定着と拡大が進み、発展の推進エネルギーはより新しく、質の高い成長分野へシフトした。1~9月は180数カ国・地域との貿易が増え、自由貿易協定(FTA)パートナーとの貿易額は30・0%増の19兆5500億元と増加分の7割超を占めた。
輸出はスマート化・グリーン(環境配慮)化が進み、集積回路(IC)が99・1%増え、電気自動車(EV)は72・3%、リチウム電池は36・4%、風力発電機・同部品は22・4%それぞれ増加した。
王氏は「全体として、1~9月の中国の貿易は外部からのさまざまな影響や課題に適切に対処し、良好な発展基調を保った」と指摘。国際情勢は混迷し、リスクや試練が次々と現れているものの、中国の貿易は発展の推進力と活力を蓄積、強化し、強靱(きょうじん)性を示しているとし、第4四半期(10~12月)も成長を続ける基盤と支えがあるとの見方を示した。