江西省婺源県の篁嶺風景区で、トウガラシを干しに行く曹付弟(中央)の姿を写真に収める観光客。(9月22日撮影、上饒=新華社記者/万象)
【新華社上饒10月11日】中国江西省上饒(じょうじょう)市婺源(ぶげん)県の伝統的な「徽派建築」が並ぶ古村で、収穫した農作物を天日干しする「晒秋(さいしゅう)」の風景が広がっている。軒下にトウガラシやトウモロコシ、稲などが幾重にも重なって干され、色鮮やかな風景を前に、観光客がこぞって写真撮影を楽しんでいる。篁嶺(こうれい)村の風景区では、親しみを込めて「晒秋おばさん」と呼ばれる女性たちの姿が古村の景観に華を添えている。
江西省婺源県の篁嶺風景区で伝統食品のサツマイモチップを作る曹付弟さん(左端)。(9月22日撮影、上饒=新華社記者/万象)
「晒秋おばさん」として働く曹付弟(そう・ふてい)さん(64)は、屋上に並べた作物の手入れや伝統食品作り、晒秋の実演が日課だ。十数年前は家族で山の上にある古い家に住み、4ムー(約0・3ヘクタール)の田んぼと小さな売店の経営だけで暮らしていた。
観光による村おこしが進むにつれ、村は大きく姿を変えた。曹さん一家は2011年、他の住民とともに山麓に新設された篁嶺新村へ集団移住し、住環境が大幅に向上した。14年に風景区が試験営業を始めると、千年にわたり受け継がれてきた晒秋の風習が評判を呼び、独自の観光ブランドに成長した。
江西省婺源県の篁嶺風景区で農作物を干す曹付弟さん。(9月22日、ドローンから、上饒=新華社記者/万象)
風景区の発展は農村資源を活性化させ、住民の近場での雇用を創出。曹さんは20年、観光会社に晒秋の実演スタッフとして正式に採用された。観光客の増加によって、新村の売店の売り上げも伸び、観光事業からの配当も加わって、世帯の年収は30万元(1元=約24円)以上に達した。
毎年変わらず行われる晒秋は、小さな山村の移り変わりを見守ってきた。今では大勢の観光客が訪れるようになり、家族が毎日一緒に過ごす安定した豊かな暮らしが実現している。曹さんは「地道に働いて、トウガラシのように活気ある暮らしを続けたい」と笑顔で語った。
江西省婺源県の篁嶺風景区でトウガラシを干す曹付弟さん。(9月22日撮影、上饒=新華社記者/万象)
江西省婺源県篁嶺新村の自宅で撮影に応じる曹付弟さん(左)と夫。(9月22日撮影、上饒=新華社記者/万象)
江西省婺源県の篁嶺風景区で農作物を干す曹付弟さん。(9月22日撮影、上饒=新華社記者/万象)
江西省婺源県の篁嶺風景区で同僚と昼食をとる曹付弟さん(左)。(9月22日撮影、上饒=新華社記者/万象)
江西省婺源県の篁嶺新村で自宅の売店を切り盛りする曹付弟さん(右)と夫。(9月22日撮影、上饒=新華社記者/万象)
江西省婺源県の篁嶺風景区で写真撮影などを楽しむ観光客。(9月22日、ドローンから、上饒=新華社記者/万象)
江西省婺源県の篁嶺風景区でトウガラシを干す曹付弟さん。(9月22日撮影、上饒=新華社記者/万象)
江西省婺源県の篁嶺風景区で観光客と交流しながらサツマイモチップを作る曹付弟さん(左)。(9月22日撮影、上饒=新華社記者/万象)
江西省婺源県の篁嶺風景区で天日干しされた農作物。(9月22日、ドローンから、上饒=新華社記者/万象)
江西省婺源県の篁嶺風景区で、家屋の軒下に農作物を干す曹付弟さん。(9月22日撮影、上饒=新華社記者/万象)
江西省婺源県の篁嶺風景区で農作物を干す曹付弟さん。(9月22日撮影、上饒=新華社記者/万象)
江西省婺源県の篁嶺風景区で農作物を干す「晒秋おばさん」。(9月22日、ドローンから、上饒=新華社記者/万象)