有人潜水艇「蛟竜」号を搭載し、アモイを出航する潜水艇支援母船「深海1号」。(9月24日撮影、北京=新華社記者/黄韜銘)
【新華社北京10月11日】中国の有人潜水艇「蛟竜(こうりゅう)」号を搭載した潜水艇支援母船「深海1号」がこのほど、第100回中国大洋航海第2区間の調査のため、福建省アモイ市から南太平洋に向け出航した。中国自然資源部の中国大洋事務管理局が9日、明らかにした。蛟竜が南太平洋で調査を行うのは初めて。
第2区間は大型科学計画「デジタル化された深海での典型的な生息環境」に焦点を当て、蛟竜の潜航、水温・塩分・深度(CTD)観測と採水、表層プランクトンのネット採集などを通じ、南太平洋で初の水域・海底生態調査を実施する。期間は91日間を予定している。
有人潜水艇「蛟竜」号を搭載し、アモイを出航する潜水艇支援母船「深海1号」。(9月24日撮影、北京=新華社記者/黄韜銘)
同海域の生息環境の異質性を網羅的に調べることで、生息環境の分布の規則性と生態系のベースラインデータ(基準となる現状データ)を取得し、公海の生態データの空白を埋める。また、水域生態系と海底の典型的な生息環境をマッピングし、保護価値を評価する。
調査には南太平洋島しょ国の科学者も招き、中国と外国の海洋分野の学術交流と技術協力を一層深める。任務は深海の生態保護に重点を置き、開発途上国の能力づくりを支援するとともに、深海科学事業の協同発展を促進し、「海洋運命共同体」理念の実践を体現する。
アモイ出航後、潜水艇支援母船「深海1号」の甲板で記念撮影する科学観測隊の隊員。(9月24日撮影、北京=新華社記者/李鑫)
潜水艇支援母船「深海1号」の甲板から、見送りの人々に手を振る科学観測隊の隊員。(9月24日撮影、北京=新華社記者/李鑫)