【新華社昆明10月8日】中国雲南省曲靖市羅平県で進められている羅平生物群化石データベース構築プロジェクトでこのほど、実物標本庫の建設作業が完了した。プロジェクトチームは約2千点の化石標本に対する表面3Dスキャンを終え、今後のプロジェクトの全面的な完成に向けた堅固な基礎が築かれた。
同プロジェクトでは羅平生物群の古生物化石の体系的な整理や高精細な画像撮影、デジタルデータ化を実施。個々の化石について、名称や分類、産地、形態的特徴、地質年代など詳細な情報を含む固有の「デジタル身分証」を作成する。
羅平生物群は羅平県で発見された古脊椎動物の化石群で、2億3900万年前から2億3800万年前にかけて形成された。国内でも珍しい海洋生物の化石の宝庫として知られている。
同プロジェクトは古生物基礎資源デジタル化に関する国家級重要プロジェクトで、2025年11月に正式に始動した。データベースの完成後は、三畳紀の海洋生物の進化や生態系回復などの分野における世界的な研究に、体系的で権威ある、完全な実物標本に基づく裏付けを提供し、関連分野におけるデジタルリソースの空白を埋めることになる。