
ハルビン市平房区のCNHインダストリアル(ハルビン)機械で行われたデモンストレーション。(9月22日撮影、ハルビン=新華社記者/孫暁宇)
【新華社ハルビン10月6日】中国で最大の食糧生産量を誇る黒竜江省が収穫期を迎えている。欧州系の農業・建設機械大手CNHインダストリアルがハルビン市平房区に持つ工場でも機械音が響き渡り、活気ある光景が見られた。大型トラクターやコンバインが次々とラインオフし、秋の収穫作業へ投入されていく。
200年近くの歴史を持つCNHインダストリアルは世界第2位の農業機械メーカー。2025年は黒竜江省でフルパワーシフトトランスミッションや無段変速機(CVT)の生産体制を加速させた。フルパワーシフトトランスミッションは現在、量産化を実現し、CVTも27年2月の生産開始を予定している。これにより、同社は中国でこれらのハイエンド農機向け中核部品の現地生産を実現した外資系農機ブランドとなった。

CNHインダストリアル(ハルビン)機械製の高出力トラクターの窓に貼られた「ハルビン製造」のステッカー。(9月22日撮影、ハルビン=新華社記者/孫暁宇)
CNHで中国・モンゴル地域を統括する李康(り・こう)氏は、トラクター用トランスミッションはこれまで輸入に依存しており、国際物流や通関手続きで納期が長引いていたと説明。ハルビンでの現地生産により、中国の市場ニーズへの迅速な対応や納期の短縮が可能になっただけでなく、品質管理も現地で完結でき、製品全体の品質が確保できるようになったという。
CNHにとって、中国はこれまで主に販売市場だったが、今では研究開発、製造、サプライチェーンなどを統合した機能拠点へと段階的な成長を遂げており、中国国内のサプライヤー比率を持続的に引き上げ、サプライチェーン体系を整備している。ハルビンで生産された農機は国内の需要を満たすだけでなく、中央アジアやアフリカなどへ輸出され、南米や東南アジアの市場も積極的に開拓している。

CNHインダストリアル(ハルビン)機械が製造した高出力トラクター。(9月22日撮影、ハルビン=新華社記者/孫暁宇)
李氏によると、CNHのハルビンでの投資額は25年時点で累計21億元(1元=約24円)に達した。フルパワーシフトトランスミッション、CVTの中国生産プロジェクトには5千万元余りを投じ、5千万元を投じたスペアパーツ倉庫の建設も進んでいる。(記者/孫暁宇)

CNHインダストリアル(ハルビン)機械が製造したコンバイン。(9月22日撮影、ハルビン=新華社記者/孫暁宇)

ハルビン市平房区で、圃場デモンストレーションを行うCNHインダストリアル(ハルビン)機械製のコンバイン。(9月22日撮影、ハルビン=新華社記者/孫暁宇)

ハルビン市平房区のCNHインダストリアル(ハルビン)機械で行われた防除機のデモンストレーション。(9月22日撮影、ハルビン=新華社記者/孫暁宇)