元陽県の愛春村で、収穫した稲もみを運ぶ機体。(9月20日、ドローンから、元陽=新華社記者/胡超)
【新華社昆明10月4日】中国雲南省紅河ハニ族イ族自治州元陽県で、1台のドローンが棚田の端から飛び立ち、重さ約50キロの稲もみが入った袋をつり下げて急斜面やあぜを越えて行った。
元陽県のハニ棚田は、世界文化遺産、国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産、国際かんがい排水委員会(ICID)の世界かんがい施設遺産という三つの世界的な称号を持つ。千年以上続く収穫風景は新技術の導入とともに一新されつつある。
農作業の負担軽減は、稲作の過程でも試みられている。同県牛角寨鎮では今年、雲南大学が開発した技術を試験導入した。種もみをあらかじめ生分解性の紙シートに固定し、そのまま水田に敷き込むことで、かつて2~3人がかりで1日を要した田植え作業が2~3時間で終わる。
9月21日、元陽県の愛春村で、稲の収穫と脱穀を行う農家の人。稲もみはドローンで運ぶ。(元陽=新華社記者/胡超)
棚田は魅力的な観光資源でもある。県内の阿者科村では伝統的な民家の保護や棚田の耕作を観光収入の分配と結び付け、文化の継承と保護に取り組む農家がより多くの利益を得られるようにしている。
元陽で「実り」とは収穫期の到来にとどまらず、人々の穏やかで満ち足りた暮らしの象徴でもある。(記者/胡超)
9月21日、元陽県の愛春村で、袋に入れた稲もみを背負って棚田を後にする高学明(こう・がくめい)さん。(元陽=新華社記者/胡超)
9月21日、元陽県の愛春村に広がる棚田で行われた稲刈り。(元陽=新華社記者/胡超)
9月21日、元陽県の愛春村にある自宅で、ドローンが運んできた稲もみを受け取る馬幹丕(ば・かんひ)さん(右)。(元陽=新華社記者/胡超)
9月21日、元陽県牛角寨鎮で試験栽培中の稲の状態を確認する農業技術者の普偉(ふ・い)さん。(元陽=新華社記者/胡超)
元陽県の主魯村で、養殖している魚を取る地元住民。(9月20日撮影、元陽=新華社記者/胡超)
元陽県の全福荘村で用水路の清掃を行う保守担当の盧志祥(ろ・ししょう)さん。(9月19日撮影、元陽=新華社記者/胡超)

元陽県の主魯村で、赤米の代金を精算する馬春生(ば・しゅんせい)さん(中央)。(9月20日撮影、元陽=新華社記者/胡超)
伝統的な民家が棚田や山林と調和する元陽県阿者科村。(9月20日、ドローンから、元陽=新華社記者/胡超)
9月21日、元陽県の多依樹村で、民宿のスタッフとして働く住民と観光客受け入れについて話し合う同村の盧正興(ろ・せいこう)共産党総支部書記(左)。(元陽=新華社記者/胡超)
9月23日、元陽県の愛春村で、収穫した稲を抱える農家の人。(元陽=新華社記者/胡超)
9月21日、元陽県の愛春村で撮影した星の軌跡。(元陽=新華社記者/胡超)