
板尾董尖歯獣(左)の想像図。(南京=新華社配信)
【新華社南京10月1日】中国の南京大学(江蘇省南京市)はこのほど、同大の史宇坤(し・うこん)教授らの研究チームが、約1億2500万年前(白亜紀前期)の小型哺乳類が既に半水生環境に適応していたことを確認したと発表した。史氏は内蒙古自然博物館、米国のハワード大、カーネギー自然歴史博物館の研究者らと共同で同時期の哺乳類化石を分析。研究成果をまとめた論文は9月28日付けの国際学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。

板尾董尖歯獣の化石標本。(南京=新華社配信)
史氏によると、分析したのは「板尾董尖歯獣(Dongoconodon platycauda)」と命名された哺乳類の化石で、標本は2018年に遼寧省凌源市で発見された。体長は約30センチで、前後の足は横方向に広がる構造が発達し、水かきを持つカモノハシに似ていたが、尾はビーバーやカモノハシのような幅広の「パドル状」でなく、ヌートリア(ネズミの仲間)に近いという。
史氏は「恐竜の時代に生息したこの小型哺乳動物は、カモノハシのような手足とヌートリアのような尾を持ち、われわれが見たことのない泳ぎ方をしていた可能性がある」と語った。(記者/陳席元)