【新華社北京9月30日】中国安徽省合肥市で開かれた「2026世界製造業大会」(20~23日)のロボット展で、産業用人型ロボットがアームを伸ばし、棚から手際良く部材を取ると、居合わせた来場者から称賛の声が上がった。近くの東城科創産業パークでは、SF映画で見たような銀灰色のロボットが作業をこなしていた。
展示ブースから生産現場へ、SFから現実へ、スマートロボットは実用化段階に移行しつつある。スマートフォンやエアコン、新エネルギー車(NEV)は将来、ロボットアームが正確に溶接し、人工知能(AI)ビジョンが肉眼では見つけにくい欠陥を検出し、無人搬送車(AGV)が部材を運ぶ生産ラインで生み出されるようになるかも知れない。
中国はスマート工場を「基礎」5万6千カ所余り、「先進」9千カ所余り、「卓越」500カ所余り、「領航」15カ所の4等級に分類している。
先進製造業の発展は、産業、イノベーション、資金、人材の体系的な連携によって実現される。合肥ハイテク産業開発区の「量子通り」では量子関連企業数十社がクラスターを形成している。「ロケット通り」がある北京経済技術開発区には航空宇宙企業160社余り、宇宙産業エコシステム企業600社余りが集まり、商用ロケットの集積度は全国の75%に上る。
先進製造業は人々の暮らしにも利便性をもたらしている。農地ではドローンによる作物保護やスマート技術を活用したかんがいによって省力化が進み、住宅地では無人配送車が小包を玄関先に届け、防犯システムが安心感を高めている。家庭でもロボット掃除機やスマートロック、ウエアラブル端末が日常生活を支え、心身の健康を守っている。
会場では数々の革新的な成果が披露され、会場外でもスマート化による効率向上、グリーン(環境配慮型)転換による脱炭素、異分野融合による事業領域の拡大など、製造業が実体経済の基盤を絶えず強化し、中国式現代化に力強い原動力を注入している。