16日、山西省神池県の月餅店で、小さいサイズの月餅セットを見せる店主。(太原=新華社記者/陳志豪)
【新華社太原9月27日】中国では旧暦8月15日の中秋節を迎え、月餅の販売がピークに達した。山西省太原市の菓子店では「低糖」「雑穀」をうたった新しいタイプの月餅が並び、多くの人が好みの味を選んでいた。

24日、山西省太原市の菓子店で焼き上がったばかりの低糖ミニ月餅。(太原=新華社記者/陳志豪)
市内に住む女性は「伝統的な月餅は砂糖や油が多くてあまり健康的でない。低糖タイプの月餅はまさに求めていたものだ」と語った。
女性の声は、最近の月餅市場に見られる新たな変化を反映している。サイズが小ぶりになり、低糖や低脂肪など健康志向の月餅が増えた。
山西省忻州(きんしゅう)市神池県は月餅の有名な生産地の一つで、100余りのメーカーが集まる。月餅づくりで30年以上の歴史を持つ食品会社の社長、譚振軍(たん・しんぐん)さんも市場の変化を肌で感じている。
16日、山西省神池県の食品工場で月餅を作る従業員。(太原=新華社記者/陳志豪)
「以前の月餅は腹を満たすためのもので、大きめで、油と砂糖も多く使っていた」。譚さんは、生活水準が向上したことで季節の菓子へと変わり、重さも軽くなったと説明。同社の月餅も120グラムから100グラム、今ではさらに50~80グラムになり、箱詰め商品の売れ行きも8個入りが20個入りを上回るようになったという。
有名菓子ブランドの電子商取引(EC)サイト公式旗艦店では「低糖」を表示した一つの月餅商品の販売数が既に10万個を超えている。店舗の顧客サービス担当者によると、低糖月餅の売れ行きは今や伝統的月餅と肩を並べるほどだという。

24日、山西省太原市の菓子店で、試食用に用意された低糖月餅。(太原=新華社記者/陳志豪)
中国の調査会社、艾媒咨詢(iiMedia Research)が発表した「2026年中国月餅業界と香港式月餅の革新・発展動向報告」は、今後は低糖化が製品高度化の主軸となり、天然代替甘味料の使用、低GI(食後血糖値の上昇度を示す指標)、植物由来、善玉菌添加など機能性月餅の展開が加速するとの見方を示した。
月餅の形や製法が変わっても、中秋節の家族団らんを象徴する食べ物であることは変わらない。健康意識の高まりに伴い、月餅はより手軽で健康的な形で人々に受け入れられている。(記者/陳志豪)
16日、山西省神池県の菓子店に陳列された低糖月餅。(太原=新華社記者/陳志豪)
16日、山西省神池県の食品工場で、伝統的な製法で月餅を焼く職人。(太原=新華社記者/陳志豪)
16日、山西省神池県の食品工場で、伝統的な製法で月餅を焼く職人。(太原=新華社記者/陳志豪)
16日、山西省神池県の食品工場で、伝統的な製法で焼かれる月餅。(太原=新華社記者/陳志豪)
16日、山西省神池県の食品工場で製造される低糖月餅。(太原=新華社記者/陳志豪)