
大型カブトガニ類の生痕化石。(資料写真、合肥=新華社配信)
【新華社北京9月25日】中国と海外の古生物学研究チームがこのほど、安徽省の地層から2億4千万年以上前の大型カブトガニ類の生痕化石を発見した。研究者によると、前期三畳紀の巣湖動物群(同省巣湖一帯の地層から発見される海洋生物の化石群)から大型のカブトガニ類が活動していたことを示す実物証拠が見つかったのは初めてで、ペルム紀末〜三畳紀初の大量絶滅以降の海洋生態系を理解する上で新たな手がかりがもたらされた。研究成果はこのほど、古生物学の国際学術誌「Journal of Paleontology」に掲載された。

巣湖動物群におけるカブトガニの活動の生態復元図。(合肥=新華社配信)
動物界の「生きた化石」と呼ばれるカブトガニは、雑食性の生き物で、体形はひしゃくに似ている。安徽省の巣湖学院、中国地質大学(北京)、ブラジルのサンカルロス連邦大学など、国内外の研究機関の研究者からなる合同チームは、同省の前期三畳紀南陵湖層の地層から、曲線や直線を描く複雑な軌跡9本を確認。最長のものは5・2メートルに及ぶ。これらの軌跡を残した生物は大型のカブトガニ類で、体幅は最大45センチ、全長は70センチを超え、最大の個体は95センチに達した可能性があると推定された。これは、現在確認されている三畳紀のカブトガニ類の中でも最大級の種の一つとなる。(記者/魏夢佳)