中国新薬の海外ライセンス供与加速 今年の契約額1200億ドル超

中国新薬の海外ライセンス供与加速 今年の契約額1200億ドル超

新華社 | 2026-09-21 14:22:15

上海市にあるバイオ製薬企業の革新研究開発センターで実験に取り組む研究員。(7月8日撮影、上海=新華社記者/許芸潁)

 【新華社北京9月21日】中国の新薬の海外へのライセンス供与が加速している。今年に入り、ライセンス契約の総額は1200億ドル(1ドル=約157円)を超え、前年同期比36%増となった。中国国家医薬品監督管理局が明らかにした。

 同局の担当者によると、近年は医薬品の規制改革を進め、産業の量的拡大から質的向上への転換を図るとともに、研究開発から承認までの各段階で医薬品開発を後押ししている。新薬の臨床試験に関する審査・承認制度も見直し、審査期間の短縮や臨床試験の効率向上に取り組む。2025年に全国で登録された新薬の臨床試験は前年比18%増の2900件超となり、過去最高を更新した。先端分野の研究開発も活発で、細胞・遺伝子治療薬の臨床試験数も30%増となった。

 承認審査制度の改革が進む中、中国では今年に入り、新薬59品目、新医療機器51品目が承認された。新薬のうち13品目は新たな作用機序を持つか、これまでにない治療標的を狙ったものだった。中国が独自の知的財産権を持つ有力な新薬が相次いで世界に先駆けて発売され、数十品目の小児用医薬品や希少疾患治療薬の実用化も進んだ。医療機器分野でも臨床研究の成果の実用化が進み、世界初となる手の運動機能を補助する埋め込み型ブレーン・コンピューター・インターフェース(BCI)システムが市場投入された。

 海外の製薬企業による中国への投資も拡大している。複数の多国籍製薬企業が研究開発拠点や生産拠点を新設、拡張しており、中国の医薬品イノベーション環境に対する信頼の表れとなっている。

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