8日、上海の物流・荷役ロボット企業、賽那徳科技(SENAD)のブースでロボット製品を見学する来場者。(東京=新華社記者/胡暁格)
【新華社東京9月15日】日本の物流現場で、中国企業のロボットを取り入れる動きが広がっている。東京で11日まで4日間開かれた「国際物流総合展2026」には複数の中国企業が出展し、搬送や荷役、倉庫自動化などの製品やシステムを紹介した。人手不足を背景に物流自動化への需要が高まる日本で、活用事例も増えている。
上海市の物流・荷役ロボット企業、賽那徳科技(SENAD)は、コンテナ荷役やパレタイズに対応するロボットを展示した。日本代理店を務める時代科技の王暘(おう・よう)社長によると、賽那徳の製品は2024年に日本市場へ進出し、既に大手倉庫企業から受注している。
王氏は、日本の顧客の要望に素早く対応できる点を強みとして挙げた。また、中国では部品の品質や製造技術が向上しており、製品改良の速さやコスト面での競争力につながっていると説明した。
8日、「国際物流総合展2026」に浙江省湖州市のスマート物流システム企業、徳馬科技集団(Damon)が出展した仕分けロボット。(東京=新華社記者/胡暁格)
広東省深圳市の物流ロボット開発企業、勱微機器人科技(Multiway Robotics)は、多方向に走行できる無人フォークリフトを出展した。前後だけでなく横や斜めにも移動でき、通路の狭い倉庫や工場で大型部材を運びやすいのが特徴だ。
同社日本法人、勱微機器人科技(日本)の姜文哲(きょう・ぶんてつ)社長は「日本の多くの工場は通路が狭く、従来型フォークリフトでは旋回が難しい」と説明した。同社によると、製品はトヨタ自動車や住友、コマツなどの日本企業で導入され、自動車や化学、機械製造などの分野で使われている。今年の日本市場での販売台数は100台近くに上ったという。
8日、「国際物流総合展2026」に登場した広東省深圳市の物流ロボット開発企業、勱微機器人科技(Multiway Robotics)のロボット。(東京=新華社記者/胡暁格)
中国電子商取引(EC)大手アリババグループ傘下の物流企業、菜鳥集団(ツァイニアオ)は、倉庫内の水平搬送と棚への格納・取り出しを組み合わせた自動化システムを紹介した。
中核となるラッククライミングロボット「ZeeBot」は、床面を移動するだけでなく棚を登り、荷物を出し入れできる。菜鳥物流科技事業部の日本市場責任者、徐明(じょ・めい)氏によると、最速10秒で建物の5階に相当する高さまで登ることができる。今年4月に発表され、日本では今回初めて一般公開された。
徐氏によると、菜鳥が日本で物流テクノロジー事業を展開して2年余りで、複数の倉庫自動化プロジェクトが稼働している。靴・アパレル、EC、サードパーティー・ロジスティクス(3PL、物流業務の外部委託)などの分野で導入が進んでいるという。(記者/胡暁格)
8日、「国際物流総合展2026」に浙江省湖州市のスマート物流システム企業、徳馬科技集団(Damon)が出展した仕分けロボット。(東京=新華社記者/胡暁格)
8日、中国電子商取引(EC)大手アリババグループ傘下の物流企業「菜鳥集団(ツァイニアオ)」のブース。(東京=新華社記者/胡暁格)
8日、「国際物流総合展2026」に登場した広東省深圳市の物流ロボット開発企業、勱微機器人科技(Multiway Robotics)のロボット。(東京=新華社記者/胡暁格)

8日、上海の物流・荷役ロボット企業、賽那徳科技(SENAD)のブースでロボット製品について質問する来場者。(東京=新華社記者/胡暁格)
8日、中国電子商取引(EC)大手アリババグループ傘下の物流企業「菜鳥集団(ツァイニアオ)」のブースに展示されたラッククライミングロボット。(東京=新華社記者/胡暁格)