
9日、ジェトロのブース。(北京=新華社記者/許芸潁)
【新華社北京9月13日】中国北京市の首鋼園で9~13日、サービス産業の見本市「2026年中国国際サービス貿易交易会」(CIFTIS)が開かれた。日本貿易振興機構(ジェトロ)は今年、日本企業20社を取りまとめて参加し、高齢者向けの福祉用具や介護用品などを紹介。武田薬品工業も今回初めて出展し、医療・健康分野の取り組みや研究開発成果を披露した。
ジェトロは毎回出展し、日本企業の中国市場開拓や対中交流・協力を支援してきた。北京代表処対外業務部の匂坂拓孝部長は新華社の取材に対し、日中間のサービス貿易協力には新しいチャンスが生まれているとし、特に高齢者向けサービスに注目していると述べた。
匂坂氏は、中国では近年、高齢者の生活の質向上への関心が高まり、より質の高い介護・健康関連サービスに対するニーズが増えていると指摘した。一方、日本は介護福祉サービスや高齢者向け製品、健康関連製品などの分野で長年にわたり経験や技術を蓄積しているとし、「日本の製品とサービスを組み合わせ、中国市場の実情に合わせて展開することで、新たな協力の可能性が広がる」との見方を示した。

9日、ジェトロのブースで展示品を見る来場者。(北京=新華社記者/許芸潁)
また、中国がサービス業の対外開放を継続的に拡大していることは、日本企業にとって大きなメリットがあると指摘した。市場参入の機会が広がるだけでなく、日本企業の製品やサービスを中国の消費者に知ってもらう接点が増えることも重要だとした。
CIFTISについては、日本企業が中国市場との接点を広げる重要な場だと評価。これまでジェトロを通じて出展した企業からも、中国市場の最新動向を迅速に把握し、将来のビジネスパートナーとの関係構築を進める上で有効な場だとの評価が寄せられていると紹介した。

9日、武田薬品工業のブース。(北京=新華社記者/許芸潁)
武田薬品工業の中国法人、武田中国の劉燕(りゅう・えん)総裁は、CIFTISを通じて自社のイノベーションの取り組みやグローバルな経験を紹介するとともに、業界団体や医療機関、関連企業などとの連携を深めていきたいと述べた。
武田薬品のブースでは、中国市場での実用化事例や、世界で進める開発パイプライン(開発中の医薬品群)の最新動向などを紹介した。劉氏は、CIFTISは中国のハイレベルな対外開放やサービス貿易協力を進める重要な場であり、医療・ヘルスケア分野で交流や協力を広げる機会にもなっていると述べた。(記者/許芸潁、彭純、藍建中)

9日、武田薬品工業のブース。(北京=新華社記者/許芸潁)