パナソニックHD中山執行役員、中国市場の潜在力に期待

パナソニックHD中山執行役員、中国市場の潜在力に期待

新華社 | 2026-09-11 15:28:00

1995年に設立されたアモイ建松電器。(アモイ=新華社配信)

 【新華社アモイ9月11日】第26回中国国際投資貿易商談会(福建省アモイ市)に出席したパナソニックホールディングスの中山正春執行役員が新華社の取材に応じ、中国市場が持つ潜在能力は非常に高いとの認識を示した。

 中山氏は、中国は世界の工場からイノベーションの源泉へと変化していると指摘。特に人工知能(AI)イノベーションの実装力、シルバー経済を含む新しい成長市場に注目しているとし、中国は膨大なデータと早い技術革新のサイクルを備え、AIの開発や実装に適した市場だとの見方を示した。また中国企業は新しいアイデアを短時間で製品やサービスに変える強い実行力を持っており、パナソニックの技術やグローバルネットワークと組み合わせることで大きなチャンスが生まれると期待を寄せた。

 パナソニックは中国市場だけでなく、グローバルに貢献していきたいとも強調し「中国はわれわれの業界では世界で一番進化が速く、競争が厳しい環境だと思う。最も厳しい市場で鍛えられた商品は世界中で戦える。中国への権限移譲と研究開発投資を進め、中国で生まれ、厳しい競争の中で磨かれた製品や技術、ビジネスモデルを世界で展開していきたい」と語った。

 パナソニックは中国事業を「China for China(中国で中国のために)」から「China for Global(中国で世界のために)」へと進化させるスローガンを掲げている。中山氏は「中国を単なる大きな市場として見るだけでなく、パナソニックのグローバルイノベーションを生み出す重要な拠点にしていくことが当社の中長期戦略の肝になっている」と話した。

 パナソニックは1995年に市内のハイテク産業開発区に進出して以来、30年以上にわたりアモイへの投資事業を続けている。中山氏は調理家電事業をアモイから世界中に展開していく考えを示し、高齢化が進む中、医療・介護事業者と協力して生活習慣に合った健康サービスをアモイで開発する可能性にも言及した。

 中国市場については、潜在能力の大きさとAIや先進技術分野の発展を挙げ、パナソニックグループの中国事業もAI関連など先端分野の業績が良いと分析。AIがもたらす社会変革が消費経済も押し上げていくとして、意欲的な姿勢を示した。(記者/付敏、眭黎曦)

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