
江蘇省太倉市にある屋内スキー場で開催されたペット同伴スキーイベント。(7月11日撮影、太倉=新華社配信)
【新華社南京9月11日】中国南方各地では今夏、連日の猛暑から「オフシーズンスキー」が一段と盛り上がりを見せた。江蘇省の太倉アルプス・スノーワールドの屋内ゲレンデでは、ペットの犬100匹余りがしっぽを振りながらコース上を元気いっぱいに駆け回り、見物の観光客から歓声が上がっていた。これは同ゲレンデが今年初めて企画したイベント「ペット同伴スキー」で、同省のほか浙江省、上海市から多くのペットオーナーが参加した。また、「1万人雪かけ祭り」「雪山ビアフェスティバル」などのイベントも同時に開催され、長江デルタ地域(上海・江蘇・浙江・安徽1市3省)における氷雪スポーツのランドマークである同施設は、夏休み期間中に大いににぎわった。
太倉アルプス国際リゾートの李玲(り・れい)ブランドマーケティング総経理は、ゲレンデの累計来場者数は今年すでに35万人を突破して予想を大幅に上回り、うち夏休み期間中は20万人を超えたと紹介。青少年向けスキー講習は特に注目の的で、「スキーサマーキャンプ」は毎回満員となり、7~8月の申込みは500人を超えたという。

江蘇省太倉市にある屋内スキー場でスキーを習う青少年。(7月23日撮影、太倉=新華社配信)
中国のオンライン旅行サイトのデータによると、7月以降、中国の屋内スキー場の予約数は前年同期比で倍増した。8月に発表された「大衆氷雪消費市場研究報告(2025~26シーズン)」によれば、同シーズンにおける中国の氷雪スポーツ参加者は3億800万人に達しており、昨年末時点で、中国の氷雪スポーツ施設数は2626カ所で、このうち「雪がめったに降らない」南方地域にある施設も少なくない。
「季節のトレンド」から「年間を通じたブーム」へ、中国南方地域の「氷雪経済」が持つ可能性は広がりを見せている。江蘇省無錫市にある屋内スキー場「熱雪奇跡」のマーケティング責任者、頼平(らい・へい)さんは、「熱雪奇跡」は全国で11カ所運営しており、「今後は『氷雪+(プラス)教育』『氷雪+スポーツ大会』の取り組みを深化させ、より多くの国際レベルの大会を誘致し、全国的ネットワークを生かして地域間での相互送客を実現したい」と語った。李さんは、今後はさらなる業態の融合を進め、季節に応じたテーマイベントを企画することで「年間を通じてオフシーズンのないゲレンデ運営を目指す」との考えを示した。(記者/何磊静)

江蘇省無錫市にある屋内スキー場の受付で青少年向けスキー講習に申し込む来場者。(7月18日撮影、無錫=新華社配信)

江蘇省無錫市にある屋内スキー場の雪遊びエリアで氷雪アクティビティーを楽しむ来場者。(7月10日撮影、太倉=新華社配信)