中国江西省の書院、体験型プログラムで観光客魅了

中国江西省の書院、体験型プログラムで観光客魅了

新華社 | 2026-09-09 11:25:30

白鹿洞書院で「白鹿六芸」イベントに参加する子どもたち。(廬山=新華社配信)

 【新華社南昌9月9日】中国江西省廬山市の五老峰にある白鹿洞書院はこの夏、大勢の観光客でにぎわい、拓本取りや扇子やうちわに模様を施す「漆扇」、矢を壺に投げ入れる「投壺」などに歓声を上げる子供たちの姿が見られた。

 書院は古い時代の知識人の教養「六芸(礼・楽・射・御・書・数)」を「白鹿六芸」として体験プログラムにアレンジし、漢民族の伝統衣装「漢服」の体験や孔子を祭る儀式などと組み合わせ、観光客が見て、参加できるイベントとして提供した。

鵝湖書院で体験イベントに参加する子どもたち。(上饒=新華社配信)

 没入型体験は歴史ある書院と現代の人々との距離を近づけた。江蘇省から来た張華(ちょう・か)さんは10歳の娘と一緒に碑文の拓本取りを体験。「以前は古建築や碑文を見る程度だったが、今は伝統儀礼の体験だけでなく、人工知能(AI)で過去の賢人と対話もできる」と感慨深げに語った。

 書院は中国の伝統的教育機関で、江西省には2千カ所近くある。唐宋時代の白鹿洞書院、鵝湖書院、白鷺洲書院から、明清時代に都市部や農村部に形成された書院体系に至るまで、同省は中国書院文化の重要な拠点となっている。

白鹿洞書院で体験イベントに参加する若者ら。(廬山=新華社配信)

 白鹿洞書院管理事務所の楊徳勝(よう・とくしょう)さんは「さまざまな研究学習コースを企画している。団体の受け入れは5年間で500回余りとなり、延べ約20万人が参加した」と紹介した。

 同書院は今年、公開講座「白鹿講壇」を6回開催したほか、特別講座や読書会、講演会などの文化交流イベントを22回実施。観光客の数は7月末時点で27万人を超えた。(記者/程迪)

江西省上饒市鉛山県の鵝湖書院。(上饒=新華社配信)

白鹿洞書院で「白鹿六芸」イベントに参加する人たち。(廬山=新華社配信)

鵝湖書院を見学する若者ら。(上饒=新華社配信)

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@news.cn までご

連絡ください。