
欧腸大師・ハルビン紅腸博物館で欧州式ソーセージを買い求める人たち。(資料写真、ハルビン=新華社記者/張濤)
【新華社ハルビン9月8日】中国黒竜江省ハルビン市に、中国初の欧州式ソーセージをテーマにした「欧腸大師・ハルビン紅腸博物館」がある。100年以上にわたりハルビンに根付いてきた欧州式ソーセージの歴史と街に育まれた食文化を伝える新たな観光スポットとなっている。

欧腸大師・ハルビン紅腸博物館のさまざまな展示品。(資料写真、ハルビン=新華社記者/張濤)
1898年、ロシアによる中東鉄道の建設を機に、欧州式製法のソーセージがハルビンに伝わった。1900年にはロシア商人が経営する秋林公司が市内の香坊地区に小さな工房を開き、ハルビン初の欧州式ソーセージが誕生した。翌年にはポーランド人職人がソーセージ工房「ガストロノム」を開き、ハルビンのソーセージ産業の始まりとなった。その後約半世紀で、市内の工場や工房は大小合わせて40カ所余りに増え、30種類以上の欧州式ソーセージが広まり、極東地域や中国各地にも販売された。

欧腸大師・ハルビン紅腸博物館に展示されている、レトロな食料品店の看板。(資料写真、ハルビン=新華社記者/張濤)
館内には、現存する最古のソーセージ工場の設計図や昔の製造器具など200点以上の資料が展示され、ハルビンで受け継がれてきた欧州式ソーセージ作りの歴史をたどることができる。かつての欧州式食品店や、ハルビンに暮らしたロシア人家庭の生活空間が再現され、来館者は当時の暮らしを追体験しながら、100年以上にわたりハルビンに伝わってきたさまざまなソーセージを味わえる。(記者/張玥)