中国の日本人戦犯裁判から70年 大連で特別展

中国の日本人戦犯裁判から70年 大連で特別展

新華社 | 2026-09-05 10:39:00

大連市の旅順日露監獄旧跡博物館で開かれている特別展「正義の裁判-新中国による日本人戦犯裁判の史実」を見学する来場者。(大連=新華社記者/周華)

 【新華社北京9月5日】中国遼寧省大連市の旅順日露監獄旧跡博物館で現在、特別展「正義の裁判-新中国による日本人戦犯裁判の史実」が開かれている。歴史写真100点余りや裁判資料を通じ、1956年に最高人民法院特別軍事法廷が瀋陽と太原で日本人戦犯45人を裁いた経緯を紹介している。

 1956年の裁判では、45人のうち36人が瀋陽、9人が太原で審理を受けた。同展を企画した瀋陽「九・一八」歴史博物館編纂(へんさん)研究部の石岩(せき・がん)副主任は両裁判について、中国が自国で独立して司法権を行使し、民族の正義を貫いた重要な事例だと説明した。

 瀋陽裁判では、被告全員が罪を認めた。裁判は法律に基づく手続きに沿って進められ、証拠や事実が重視された。日本人戦犯の中には、法廷でひざまずき、自らに死刑を言い渡すよう求めた者もいたという。

 特別展は同博物館のほか、全国80余りの博物館でも同時開催されている。

 70年を経た今も、当時の裁判記録や法廷文書には、日本の軍国主義による殺害や侵略行為の記録がはっきりと残され、改ざんや反論の余地のない動かぬ証拠となっている。

 日本の右翼勢力は現在、侵略の歴史を矮小(わいしょう)化し、歪曲、美化するとともに、戦争責任を消し去り、歴史の記憶を書き換えようとしている。石氏は、こうした状況だからこそ、実際の史料によって歴史的事実を示し、正義が失われることはないと示すことに展示の意義があると指摘。この歴史を振り返ることで、侵略を否定し、歴史を歪曲し、罪を正当化しようとする行為は、最終的には歴史によって暴かれ、人々の判断と正義によって退けられるということを、来場者一人ひとりに理解してもらいたいと述べた。

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