中国・エジプト合同チーム、セクメト神殿で重要遺構発見

中国・エジプト合同チーム、セクメト神殿で重要遺構発見

新華社 | 2026-09-03 09:58:00

セクメト神殿遺跡の発掘調査を進める中国・エジプト合同調査隊のメンバー。(2025年12月撮影、カイロ=新華社配信)

 【新華社上海9月3日】中国上海市の上海博物館は1日、同館とエジプト考古最高評議会の合同考古学調査隊が2025年と26年にカイロ近郊ギザにあるセクメト神殿遺跡で実施した2回の考古学調査で、重要な遺構や文化財を多数発見したと発表した。同地域の歴史的様相や各時期の人々の活動を解明する新たな実物資料になるという。

 セクメト神殿と周辺地域での大規模かつ体系的な発掘調査は1962年以来で、中国とエジプトの考古学協力にとっては上海博物館「古代エジプト文明展」に続く重要プロジェクトとなった。神殿が位置するメンフィスは紀元前3100年ごろに建設されたエジプト古王国時代の都で、神殿は1959年に初めて発見された。

中国・エジプト合同調査隊がセクメト神殿遺跡で発見したテラコッタの人物像。(カイロ=新華社配信)

 合同発掘調査の中国側責任者、上海博物館の陳傑(ちん・けつ)副館長によると、合同チームは今回の調査でセクメト神殿の地上部分の作業をほぼ完了し、平面配置と内部構造の概要を明らかにした。神殿の隣接区域では日干しレンガで築かれた居住区遺構を発見。基礎部分は複数の家屋と中庭で構成されていた。

 発掘調査では、石積みの石材や石碑、彫像の破片、陶器、護符、鋳型、ビーズなど多様な遺物も出土した。

 合同チームは、今後も神殿と周辺地域の発掘調査を進め、神殿さらにはメンフィス地域全体の建築物の配置や造営過程、使用の実態、景観の変遷、文明発展の歩みをさらに解明していくとしている。(記者/陳愛平)

中国・エジプト合同調査隊がセクメト神殿遺跡で発見した銘文石。(カイロ=新華社配信)

陶器片を選別する中国・エジプト合同調査隊のメンバー。(2025年12月撮影、カイロ=新華社配信)

中国・エジプト合同調査隊がセクメト神殿遺跡で発見した鋳型。(カイロ=新華社配信)

銘文を解読する中国・エジプト合同調査隊のメンバー。(2025年11月撮影、カイロ=新華社配信)

中国・エジプト合同調査隊がセクメト神殿遺跡で発見した生活用陶器。(カイロ=新華社配信)

中国・エジプト合同調査隊がセクメト神殿遺跡で発見した生活用陶器。(カイロ=新華社配信)

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