8月26日、重慶市北碚区にある縉雲山の風景。(ドローンから、重慶=新華社記者/王全超)
【新華社重慶9月2日】中国重慶市を流れる嘉陵江のほとりに位置する縉雲山(しんうんざん)国家級自然保護区は、同市中心部の重要な生態障壁となっている。国内で亜熱帯常緑広葉樹林の生態系が最も良好に保存されている地域の一つで、「植物品種の遺伝資源庫(ジーンバンク)」として知られる。
保護区ではかつて、違法営業や農家楽(アグリツーリズム)の無秩序な拡大といった問題が頻発し、生態系保護は厳しい試練に直面していた。同市は2018年6月、縉雲山の生態環境総合整備に着手。体系的な保護と修復を進め、環境の全面的な改善を図った。
8月26日、重慶市北碚区の縉雲山にある黛湖のほとりで遊ぶ子ども。(重慶=新華社記者/黄偉)
一連の措置により、縉雲山の豊かな自然と住民の暮らしの向上が両立している。保護区では累計77万4千平方メートルに及ぶ植生が修復され、100万本の花卉や樹木が植えられた結果、森林率は整備前の94%から98%へと上昇した。住民が生態環境の恩恵を確実に享受できるよう、同市北碚(ほくばい)区は大衆的な農家楽から高級民宿への転換を促すとともに、森林でのヘルス&ウエルネスツーリズムや環境教育、自然体験などのグリーン(環境配慮型)なビジネスを展開することで、農村発展の原動力をを引き出している。
2025年、縉雲山一帯の村の集団経済収入は2778万4千元(1元=約24円)に達し、村民の1人当たり年収は前年比9・5%増となった。
8月26日、重慶市の縉雲山にある生態文明展示館。(ドローンから、重慶=新華社記者/王全超)

上:重慶市北碚区の縉雲山にある三花石バラック地区の改修前の様子。(2019年8月8日撮影、重慶=新華社配信/秦廷富)下:8月26日、三花石地区の改修後の様子。(組み合わせ写真、重慶=新華社記者/黄偉)
8月26日、重慶市北碚区にある縉雲山の朝の風景。(ドローンから、重慶=新華社配信/秦廷富)

上:重慶市北碚区にある縉雲山の騰竜埡(とうりゅうお)と呼ばれるエリアの改修前の様子。(2019年4月23日撮影、重慶=新華社配信/秦廷富)下:8月26日、騰竜埡の改修後の様子。(組み合わせ写真、重慶=新華社記者/黄偉)

重慶市北碚区の縉雲山にある宿泊施設で夕日を眺める観光客。(8月16日撮影、重慶=新華社配信/秦廷富)
8月26日、重慶市北碚区の縉雲山にある宿泊施設で客室を片付ける従業員。(重慶=新華社記者/黄偉)
8月26日、重慶市北碚区澄江鎮縉雲村にある宿泊施設でくつろぐ観光客。(重慶=新華社記者/王全超)

上:重慶市北碚区の縉雲山にある黛湖で違法建築が解体される前の様子。(2019年4月23日撮影、重慶=新華社配信/秦廷富)下:8月26日、黛湖の改修後の様子。(組み合わせ写真、重慶=新華社記者/黄偉)
8月26日、重慶市北碚区の縉雲山で日の出を眺める観光客。(ドローンから、重慶=新華社記者/黄偉)
8月26日、重慶市北碚区の縉雲山を散策する観光客。(ドローンから、重慶=新華社記者/黄偉)