江蘇省の蘇州市エンボディドAIロボット総合イノベーションセンターで、さまざまな活用場面を想定したロボットのトレーニングを行う職員。(3月10日撮影、蘇州=新華社記者/李博)
【新華社北京9月1日】中国科学技術部中国科学技術情報研究所の陳宝明(ちん・ほうめい)所長は、新華社が1日に配信した討論番組「中国経済円卓会議」の最新回(第35回)で、中国のイノベーション能力が急速に高まり、研究開発投資や人材投入でも世界上位にあると指摘した。
陳氏によると、中国は世界知的所有権機関(WIPO)の「2025年グローバル・イノベーション・インデックス」で世界10位、中国の国家イノベーション指数総合ランキングで世界9位となった。いずれのランキングでも世界トップ10に入った中所得国は中国だけだという。中国は世界の科学技術分野で、参加者や貢献者から開拓者、けん引者へと急速に役割を変え、イノベーション能力の伸びが最も速い国の一つになっている。
第35回「中国経済円卓会議」で発言する陳宝明氏。(北京=新華社記者/張玉薇)
中国の研究開発投資額は2012年の1兆300億元(1元=約24円)から25年には3兆9300億元に増加し、GDPに占める割合も1・98%から2・80%に上昇した。すでに経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均水準を上回っている。ハイレベルな国際学術誌に掲載された論文数も5年連続で世界1位となった。
陳氏は、2025年の中国の研究開発への人材投入は、フルタイム勤務者に換算して795万人年に達し、13年連続で世界1位を維持したと説明した。また、重点産業では科学技術のイノベーション能力とその産業化能力が向上し、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、ビッグデータなどの技術が、従来型産業の高度化、スマート化、グリーン化を後押ししているとした。