西蔵・吉隆県の土石流、ネパール領内の氷河崩落が原因 中国専門家

西蔵・吉隆県の土石流、ネパール領内の氷河崩落が原因 中国専門家

新華社 | 2026-08-28 17:13:46

 【新華社北京8月28日】中国自然資源部の専門家は、西蔵自治区日喀則(シガツェ)市吉隆(キドン)県の吉隆口岸(通関地)を26日午前に襲った土石流について、ネパール領内の高地にある氷河の崩落によって引き起こされたものだと指摘した。

 同部所属の中国自然資源航空物理探査リモートセンシングセンター・地質災害調査観測センターの郭兆成(かく・ちょうせい)主任は次のように述べた。

 今回の災害は、氷河の崩落で発生した土砂流によるものだった。具体的には、高地にある氷河が山腹から崩れ落ち、高速で移動する過程で渓谷内の氷河堆積物を削り取り、土砂流を形成した。この土砂流は流路に沿って進みながら土石流へと変化し、通関地施設や境外区域を直撃し、さらにネパール方向へと進んだ。これが基本的な災害連鎖の過程である。

 このような現象は青蔵高原で過去にも起きているが、発生頻度は比較的低い。衝撃力は氷河湖の決壊による洪水よりも大きく、影響範囲も広い。試算によると、吉隆の土石流をもたらした氷河の雪崩による土砂流は、毎秒50メートルの速度で流れ下り、人が対応する時間はほとんどなかった。被害が及んだ距離は20キロメートル以上に達し、被害は甚大だった。青蔵高原の防災・減災の取り組みは、こうした複雑な状況を十分に考慮し、最悪の事態や極端な状況も想定する必要がある。

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@news.cn までご

連絡ください。