観光地巡りから生活体験へ、変わる外国人観光客 中国・西安市

観光地巡りから生活体験へ、変わる外国人観光客 中国・西安市

新華社 | 2026-08-27 13:58:30

陝西省西安市の西安唐博画廊で書道を学ぶ外国人観光客。(7月28日撮影、西安=新華社記者/蔡馨逸)

 【新華社西安8月27日】中国陝西省西安市の秦始皇帝陵兵馬俑は中国で最も有名な文化遺産の一つで、毎年多数の外国人観光客が訪れている。しかし現在、兵馬俑坑や展示ケース越しに歴史を知るだけでは満足せず、伝統的工芸技法を自ら体験し、今日の中国人がどのように古くからの文化を継承しているかを知りたいと望む観光客も増えている。今年に入り、無形文化遺産の陶俑焼成技術伝習所には、2千人以上の外国人観光客が訪れている。

 名所巡り中心の「スタンプラリー型観光」から文化体験重視の「没入型観光」」へ、インバウンド観光の楽しみ方が再定義されつつある。ビザ免除などの政策効果が持続的に表れるのに伴い、今年上半期(1~6月)に中国に入境した外国人は、前年同期比20・4%増の2291万4千人に達した。

陶俑焼成技術伝習所で陶俑作りを体験する外国人観光客。(8月9日撮影、西安=新華社記者/蔡馨逸)

 英国人観光客のルイーズさんは、グルメを味わうことでその土地の文化や生活を知るのが好きだという。5日間の中国滞在中、観光客向けのレストランをあえて避け、食通の地元ガイドを雇って夜市や朝市を巡り、本場の美食を味わった。

 ルイーズさんは「表面だけをざっと見るのではなく、地元の人々と交流し、生活に触れたい」と話す。

 外国人観光客の足取りは、従来の観光地から日常生活へと広がっており、彼らは生活の息吹が感じられる場所で、よりリアルで温かみのある中国に触れている。

陝西省西安市にある明清時代の著名な学府、関中書院で茶芸を体験する外国人観光客。(8月5日撮影、西安=新華社記者/蔡馨逸)

 同時に、多言語ガイド、モバイル決済、出国時税還付など絶えず最適化されるサービス体験がインバウンド観光の利便性を高め続けている。陜西省では、インバウンド旅客総合サービスプラットフォームが海外観光客に対し、入境サポート、移動情報・問い合わせ、外貨両替、モバイル決済アドバイスなど多岐にわたるサービスを提供。大唐不夜城、西安城壁などの人気観光地には税還付対応店も開設された。1~6月の同省口岸(通関地)における税還付手続きは2600件を超えて9倍超に増加、外国人旅客への還付額は70%以上増加して約180万元(1元=約24円)となった。(記者/蔡馨逸、高靖璇)

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