
12日、滇劇を披露する滇戯博物館の張春麗(ちょう・しゅんれい)館長。(昆明=新華社配信/丁凝)
【新華社昆明8月25日】中国雲南省昆明市の官渡(かんと)区牛街荘でこの夏、滇戯(てんぎ)博物館が活気づいている。以前はベテラン愛好家の間で口コミで知られるだけだった地方劇の滇劇(てんげき)が、今では多くの若い観客を引き付けている。代々伝承を担う家の第5代伝承者、張珂(ちょう・か)さんが交流サイト(SNS)に投稿した滇劇のメークをし衣装をまとった写真が瞬く間に話題となったことが今回の人気急上昇のきっかけで、体験予約は数カ月先まで埋まっている。真珠や翡翠の鳳冠、軽やかに舞い上がる水袖(舞台衣装の袖口につける長く白い薄絹)など、色鮮やかな戯曲のメーク・衣装のもと、若い顔立ちがいつもとは違う輝きを放つ。

12日、滇劇を披露する滇戯博物館の張春麗(ちょう・しゅんれい)館長。(昆明=新華社配信/趙普凡)
滇劇は同省を代表する地方劇の一つで、200年以上の歴史がある。同博物館は3代目の張勇(ちょう・ゆう)さんが2009年に設立し、14年には雲南省級無形文化遺産保護・伝承拠点に指定された。館内には100年前の舞台衣装や道具、楽譜などが収蔵されている。

12日、張春麗(ちょう・しゅんれい)館長に動作を指導する滇劇演技芸術家の王玉珍(おう・ぎょくちん)さん(左)。(昆明=新華社配信/趙普凡)
現在、同博物館では公演回数がますます増えている。舞台では役者たちが水袖を翻して美しく歌い上げ、舞台脇では楽団が琴や太鼓で息の合った音楽を響かせ、客席では、スマートフォンやカメラを構えて撮影する若者の姿が増えている。楽屋は、また別のにぎわいを見せる。化粧台の前には長い列ができ、スタッフが観光客の眉を描き、紅を差し、若者は衣装を選んで身のこなしを教わっている。「観劇」から「体験」へ、一連の写真が歴史ある無形文化遺産と若い心をつなぐ懸け橋になっている。

11日、写真撮影に訪れた観光客に滇劇の動作を指導する俳優。(昆明=新華社配信/趙普凡)
どらと太鼓が鳴り響いて演目が始まると、時を越えて奏でられる美しい歌声がより多くの若い心へと届いている。(丁凝、趙普凡、張思楠)

12日、滇劇を披露する俳優。(昆明=新華社配信/趙普凡)

12日、滇劇を披露する若手俳優。(昆明=新華社配信/丁凝)

12日、稽古する滇劇俳優。(昆明=新華社配信/趙普凡)

12日、滇劇の公演。(昆明=新華社配信/丁凝)
12日、滇戯博物館の張春麗(ちょう・しゅんれい)館長(中央)と記念撮影する若手滇劇俳優。(昆明=新華社配信/丁凝)

12日、演奏を指揮する張勇さん。(昆明=新華社配信/趙普凡)

12日、滇劇の伴奏を務める楽団。(昆明=新華社配信/趙普凡)
12日、滇劇を鑑賞するために滇戯博物館を訪れた人々。(昆明=新華社配信/張思楠)
12日、楽屋で自撮りする滇劇俳優。(昆明=新華社配信/趙普凡)
12日、特色ある滇戯博物館の展示。(昆明=新華社配信/趙普凡)
12日、昆明市にある滇戯博物館。(昆明=新華社配信/趙普凡)

12日、滇劇を鑑賞する観客。(昆明=新華社配信/趙普凡)