
13日、西安市の行之本中医館で脈診を体験する韓国人観光客。(西安=新華社記者/蔡馨逸)
【新華社西安8月24日】中国で近年、インバウンド観光が活況を呈している。今年1〜6月に訪中した外国人は前年同期比20・4%増の延べ2291万4千人だった。脈診や推拿(すいな=伝統的な手技療法)、八段錦(気功体操)、薬草を使った香り袋作りなどを通して伝統的な健康観や生活様式を学ぶ人も増えている。
伝統医学に関心を持ち、初めて中国を訪れた韓国人の徐珠源(ソ・ジュウォン)さんは「医師が脈診で私の体調を把握し、つぼを押して首や肩をほぐしてくれた。素晴らしい体験だった」と語った。徐さんは陝西省西安の旅行日程に中医学体験を組み込むよう、ガイドにリクエストしていた。

13日、西安市の行之本中医館で、つぼ押しマッサージを体験する韓国人観光客。(西安=新華社記者/蔡馨逸)
ドイツ人のナビナさんは「中医学と西洋医学は本当に違う」と話す。西安で八段錦とおきゅうを体験し「寒・熱・温・涼」に基づく食事の考え方も学んだ。今回の体験によって中国の伝統的な健康観が食事や運動、日常生活と密接に結び付いていることに気付いたという。
観光客のニーズの変化に応え、各地で中医学を体験できるインバウンド向け観光商品が相次いで登場している。陝西省は医療・ヘルスケアと景観資源を結び付けたブランドを育成。四川省は省級の中医薬健康観光拠点44カ所を整備し、観光ルート3本を設定した。広東省深圳市では体質判定、特色ある療法、薬膳の試食、養生体操などを含む充実した健康観光商品を提供している。

13日、西安市の行之本中医館で、つぼ押しマッサージを体験する韓国人観光客。(西安=新華社記者/蔡馨逸)
陝西省旅行社協会インバウンド専門委員会の朱溶非(しゅ・ようひ)さんは、各地で実証事業が進み、商品体系が成熟してくれば、中医学ヘルスケアはインバウンド観光の重要な成長の柱となり、外国人観光客が中国を理解するための視点をより豊かにしていくとの見方を示した。(記者/蔡馨逸)