「石画美術館」で石画を制作する劉安琴さん。(8月5日撮影、天津=新華社記者/李然)
【新華社天津8月22日】中国天津市薊(けい)州区の西井峪(せいせいよく)村で、劉安琴(りゅう・あんきん)さん(82)が営む民宿に併設された「石画美術館」が、若者の心を癒やす人気スポットになっている。素朴な生活や大好きなアートに没頭する生き方が共感を呼んでいる。
劉さんは美術の専門教育を受けたわけではない。定年退職後、老年大学(シニア向け生涯学習施設)で絵画と出合い、筆を握る楽しみにすっかり夢中になった。今年春、「石の村」と呼ばれる西井峪に一軒の家を借り、民宿を営みながら、自分だけの小さな芸術空間を作り上げた。
「石画美術館」の入り口で観光客を出迎える劉安琴さん。(8月4日撮影、天津=新華社記者/趙子碩)
村に連なる石垣から新たな創作のヒントを得た劉さんは、石に絵を描き始めた。紙に描くのとは異なり、石の表面は粗く、凹凸も不規則なため、線を描き色を塗る作業は容易ではない。劉さんは既に80歳を超えているが、一つの作品を仕上げるために何時間も机に向かい、一心不乱に筆を動かすことも珍しくない。
オープンからわずか数カ月で、この小さな「美術館」は村の人気スポットとなった。劉さんの素朴で飾らない暮らしのたたずまいも、訪れる若者たちの心を癒やしている。
娘と共に民宿のベッドを整える劉安琴さん(右)。(8月4日撮影、天津=新華社記者/李然)
もてなし好きな劉さんは、見学に訪れる観光客をいつも温かく迎え、自身の作品について熱心に紹介する。「幾つになっても、好きなことを始めるのに遅すぎることはない」と話す。小さな家で好きなことを続けながら、各地から訪れる若者たちと絵について語り合うことが、心の充実につながっている。
天津市薊州区西井峪村で娘と共に夕焼けを眺める劉安琴さん(左)。(8月4日撮影、天津=新華社記者/李然)
「石画美術館」で石画を制作する劉安琴さん。(8月4日撮影、天津=新華社記者/趙子碩)
「石画美術館」で石画を制作する劉安琴さん。(8月4日撮影、天津=新華社記者/趙子碩)
「石画美術館」で石画を制作する劉安琴さん。(8月4日撮影、天津=新華社記者/趙子碩)
清掃のため、民宿の客室へ向かう劉安琴さん。(8月4日撮影、天津=新華社記者/李然)
天津市薊州区西井峪村の自身が営む民宿の前に立つ劉安琴さん。(8月4日撮影、天津=新華社記者/李然)
「石画美術館」で観光客に自身の作品を紹介する劉安琴さん。(8月4日撮影、天津=新華社記者/趙子碩)