【新華社北京8月19日】中国吉林省と黒竜江省にまたがる東北虎豹国家公園で昨冬、世界で初めて野生のアムールトラ6頭を同時に捉えた映像が記録された。雌1頭が幼獣5頭を連れ、森の中をゆっくりと歩く様子はインターネット上で瞬く間に拡散した。国家公園はこのほど、さらなる朗報を伝えた。アムールトラが2017年の27頭から72頭に、アムールヒョウが42頭から115頭に増え、野生個体群が継続的に回復しているという。
天然林の商業伐採停止から国家公園の設立、野生動物保護のための法整備から科学技術に基づく地上監視・衛星による観測・ドローン巡回を組み合わせたモニタリングシステム構築、生態保護レッドラインの策定から生物多様性保全重要プロジェクトの実施まで、一つ一つの着実な取り組みがグリーン(環境配慮型)発展の大きな可能性を切り開き、動植物の生息・生育地の拡大と改善にもつながっている。
長江での10年間の禁漁措置により、スナメリの個体数は減少からの増加という歴史的な転換を実現し、25年には1426頭まで回復した。
チルー(チベットカモシカ)の個体数は30万頭余りまで回復し、国際自然保護連合(IUCN)は緊急度を「危機(EN)」から「準絶滅危惧(NT)」に引き下げた。
トキは世界にわずか7羽の状態から1万2千羽余りまで増加。絶滅危惧種保護の奇跡的な成果となった。
それぞれの取り組みは、環境保護を強化し、生態文明建設に向けた努力を続ける中国の姿勢を反映している。国家公園を主体とする自然保護地体系の構築、山岳・河川・森林・農地・湖沼などの一体的な管理、汚染に対する継続的かつ徹底的な対策、生態環境法典の制定…「緑水青山こそ金山銀山」(美しく豊かな自然は金銀同様の価値がある)の理念は現在、人々に深く浸透している。中国の生態環境は改善と好転の傾向を維持し、青い空、緑豊かな大地、澄んだ水が日常の風景となった。人々の生態環境に対する満足感、幸福感、安心感は著しく高まっている。