11日、昆明市の牛街荘滇戯博物館で、滇劇のメイクと衣装で写真撮影する観光客。(昆明=新華社配信/趙普凡)
【新華社昆明8月18日】中国で地方の伝統劇が、没入型体験を通じて新たなファン層へとアプローチを広げている。雲南省昆明市官渡(かんと)区牛街荘にある滇戯(てんぎ)博物館では夏休み期間中、滇劇(てんげき)のメークと衣装で写真を撮る体験型の観光がブームとなり、省外から多くの観光客が訪れている。
滇劇は同省を代表する地方劇の一つで、200年以上の歴史を持ち「滇粹(雲南省の精華)」と称されている。牛街荘は「滇劇の本場」と呼ばれており、同博物館は代々伝承を担う3代目の張勇(ちょう・ゆう)さんが2009年に設立した。14年には雲南省級無形文化遺産保護・継承拠点に指定された。館内には100年前の舞台衣装や道具、楽譜などが収蔵されている。第5代伝承者、張珂(ちょう・か)さんがこの夏、滇劇のメークと衣装を体験する様子を収めた写真を交流サイト(SNS)に投稿すると、思いがけず人気を博し、体験予約は数カ月先まで埋まった。
かつて滇劇の普及には高いハードルがあり、観客は演目の内容や方言を理解する必要があった。現在はメークや衣装の没入型体験が、伝統的な無形文化遺産を新たな層へ浸透させる糸口となっている。奥深い歴史的背景と革新的表現により、伝統演劇の魅力に引き込まれる人々が一段と増えている。(丁凝、趙普凡、張思楠)
11日、昆明市の牛街荘滇戯博物館で、観光客に剣の持ち方を教えるスタッフ(左から2人目)。(昆明=新華社配信/丁凝)
11日、昆明市の牛街荘滇戯博物館で、観光客にメイクを施すスタッフ。(昆明=新華社配信/丁凝)
11日、昆明市の牛街荘滇戯博物館で、観光客に手の所作を教えるスタッフ(右)。(昆明=新華社配信/趙普凡)
11日、昆明市の牛街荘滇戯博物館で、リハーサルを行う役者。(昆明=新華社配信/趙普凡)
11日、昆明市の牛街荘滇戯博物館で、観光客にワンシーンを教えるスタッフ(左)。(昆明=新華社配信/丁凝)
11日、昆明市の牛街荘滇戯博物館で、観光客にワンシーンを教えるスタッフ(右端)。(昆明=新華社配信/趙普凡)
11日、昆明市の牛街荘滇戯博物館で、リハーサルを行う役者。(昆明=新華社配信/趙普凡)
11日、昆明市の牛街荘滇戯博物館で写真撮影する観光客。(昆明=新華社配信/趙普凡)
11日、昆明市の牛街荘滇戯博物館で、観光客の写真撮影のためにセットを配置するスタッフ。(昆明=新華社配信/張思楠)
11日、昆明市の牛街荘滇戯博物館で、スマホでライブ配信するスタッフ。(昆明=新華社配信/丁凝)

11日、昆明市の牛街荘滇戯博物館で撮影した観光客の写真。(組み合わせ写真、昆明=新華社配信/趙普凡)