15日、「全国生態の日」のメインイベントでエコ製品の展示エリアを見学する来場者。(フルンボイル=新華社記者/連振)
【新華社フルンボイル8月16日】中国内モンゴル自治区フルンボイル市で15日、2026年「全国生態の日」のメインイベントが開催された。関係部門や地方政府の代表らが、一連の重要なデータや最新の成果を発表し、重要施策を打ち出した。イベントでは、中国の生態文明建設が収めた多大な成果を広く示すとともに、第15次5カ年規画(2026~30年)期間における方向性について深く議論した。
国家発展改革委員会の周海兵(しゅう・かいへい)副主任は次のようなデータを列挙し、美しい中国建設の成果を強調した。中国共産党第18回全国代表大会(2012年)以降、中国の単位GDP当たりのエネルギー消費量は26%以上減少。年平均3・4%のエネルギー消費の伸びで年平均6・1%の経済成長を支えた。また、10年前と比較して、全国主要都市におけるPM2・5の平均濃度は56%低下。さらに、過去10年間で世界の風力発電コストを60%以上、太陽光発電コストを80%以上それぞれ引き下げる原動力になったとした。
15日、「全国生態の日」のメインイベントでエコ製品の展示エリアを見学する来場者。(フルンボイル=新華社記者/連振)
国家林業・草原局の張利明(ちょう・りめい)副局長は、国家の重要戦略である東北・西北・華北地域で造林を行う「三北防護林」プロジェクトについて、ここ10年で各地・各部門と連携し年平均8千万ムー(約533万ヘクタール)以上の規模で整備事業を実施してきたと説明。事業地域の森林・草地被覆率は40・8%、砂漠化対策が可能な土地の整備率は67・8%に達し、2020年比でそれぞれ1・13ポイント、12・78ポイント上昇したと述べた。
張氏は中国の特色ある国家公園制度についても言及し、基本的な枠組みがおおむね構築され、生態系の質と象徴種の個体数がともに向上したと述べた。第1陣として設立された五つの国立公園は120カ所以上の自然保護区を統合した。チルー(チベットカモシカ)の生息数は7万頭余りに増え、野生のアムールトラは公園設立当初の27頭から72頭に、野生のアムールヒョウは42頭から115頭に増加した。カイナンテナガザルの個体群は7群44頭まで回復した。
15日、「全国生態の日」のメインイベントでエコ製品の展示エリアを見学する来場者。(フルンボイル=新華社記者/連振)
中国の生態環境法典が同日から施行された。「法典」の名を冠した法律としては2番目、「生態環境」と命名された法典としては世界初となる。
全国人民代表大会常務委員会の法制工作委員会の施春風(し・しゅんぷう)立法企画室主任は同法典について、中国の環境ガバナンスの実践に根ざし、中国の特色を備え、時代の特徴を体現し、民意を反映した体系的かつ規範的で調和の取れた法典であるとの見方を示した。
張氏は今後の展望として、「美しい中国建設」の全体目標を見据え、「三北防護林」プロジェクトの難関攻略に全力を挙げると強調。その上で、国家公園法の着実な履行や関連制度の整備を進め、生物多様性の保全の強化、生態回廊や生息環境全体の体系的な修復を図りながら、新たな国家公園の設立を段階的に進めていく方針を示した。