実物と映像で最新の成果紹介、中国の技術力伝える安徽創新館

実物と映像で最新の成果紹介、中国の技術力伝える安徽創新館

新華社 | 2026-08-13 17:05:45

3日、安徽創新館に展示されているシンクロトロン放射光装置。(合肥=新華社配信/林秋錦)

 【新華社合肥8月13日】中国安徽省合肥市包河区にあるイノベーションをテーマにした「安徽創新館(安徽イノベーションパビリオン)」では、全超伝導トカマク型核融合実験装置(EAST)の模型、量子コンピューター「祖冲之号」の模型など、中国の重要な科学技術成果の数々が、実物展示とマルチメディア展示を組み合わせた形で紹介されている。

 同館の展示品は2019年オープン時の1200点から2700点余りに増加した。今年だけでも、人工知能(AI)から未来材料、ハイエンド設備、生命・健康など幅広い分野にわたる100点以上の「新顔」が追加されている。

3日、安徽創新館で来館者にコンパクト型超伝導陽子線治療システムについて解説するスタッフ。(合肥=新華社配信/林秋錦)

 同館の李文昕(り・ぶんきん)副主任によると「展示はあくまで出発点であり、実用化こそが鍵となる」という。安徽創新館は全国で初めて「展示・実用化・取引」一体化モデルを取り入れ、「前面のショーケースで展示、奥の工場で産業化」という体系を整えた。1号館では最新の科学技術成果を集中的に展示し、省内26カ所の科学技術サブマーケットと4カ所の科学技術成果産業化拠点が成果の実用化・事業化サービスを担い、実験室から生産ラインまでの全プロセスをつなぐことで、科学技術革新の潜在力を経済発展の原動力へと転換させる後押しをしている。

 一連のデータからも同館のプラットフォームとしての活力が浮かび上がる。同館はこれまでに累計2万5千件以上の科学技術成果を集積し、4千件以上の成果を登録・実用化させ、450社の企業を育て、70以上の科学技術サービス機関を誘致してきた。

3日、安徽創新館で仮想現実(VR)視覚フィードバック型人型追従ロボットを紹介するスタッフ。(合肥=新華社配信/林秋錦)

 多くの企業がここを訪れるのは、単に「展示を見る」ためではなく、提携先や技術、市場を探すためでもある。多くの研究成果は、展示されてすぐにマッチングから取引、インキュベーションの段階へと進む。

 ここ数年、安徽創新館は、27省・市の143機関を網羅する「全国科学技術大市場連盟」の設立を主導し、300以上の大学・研究機関や大手企業と協力関係を築き、中国(安徽)科学技術イノベーション成果転換フェアを数回にわたり開催し、イノベーション資源の地域を越えた流動を促進してきた。さらに、国際技術マネージャー認定・研修体系を確立し、定期的な研修を実施している。

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